『青きヴァンパイアの悩み』第4話

(このドラマに対する)期待値が高かったせいか、今回はイマイチだったなぁ・・・。
親に褒めてもらえなかったために自信が持てないような人間が、1冊ヒットを出したからといって「編集長」などという責任ある役職に抜擢されるか?と思うし、されても受けるか?と思うし、全体的にしっくりこなかった。
前半にあたる前回でわたしが特に引っかかった桃香に対する部下の乱暴すぎる物言いについて結局なんの説明もフォローもなかったし。

桃香の「自信のなさ」は結局「他雑誌(他の編集長)はリニューアルを受け入れた」という会社からの“同調圧力”に対し自分たちは読者に喜んでもらうために雑誌を作ってるからこれからもそれを貫く(リニューアルはしない)と言えないってなことだったけど、その気持ちはわかるけどそもそもなんでリニューアルの話が出たかと言えば「売り上げが落ちてるから」であるわけで、コロナを理由にしてはいたけどそれだけじゃないと思うんだよね。どんな雑誌を作ってるのかわからないし、リニューアルの方向性がこれまでの誌面作りとどれほどかけ離れたものなのかもわからないけど、本や雑誌は「コロナの影響」としては他業界よりもむしろダメージは少なくない?。

読者のための誌面作りをしたい、する、という桃香以下編集部員たちの想いを貫くために、まず桃香は部下たちに対し売り上げが落ちていることに対しじゃあ何をすればいいと思う?と向き合い、売り上げ改善のための案を持ったうえでの役員?へのあの演説、ということであれば納得だけど、自信をつけるために人前で歌って拍手もらったことで会社にリニューアルについての再考を訴えることができましたって、部下たちは桃香に丸投げかよと(あの場に同席はしてたみたいだけど)。

でもまあこのドラマ“そういうドラマ”じゃないですよねw。
見るべきものは常連客とのやりとりの流れでその効力を見せたデビルズスパイス入りのコーヒーを桃香が飲まなかった(なにかに頼らず自分の力だけであの演説ができた)ってことと、これだけ頑張ったんだからちょっとぐらいご褒美もらってもいいよね!と今回は血を吸っちゃう気満々だったのに桃香がにんにく大好き女だった・・・というオチであって、それ以外は蒼と葵の可愛さを愛でるのが正しい観方ですよね。その点では今回も満足です。