『魔進戦隊キラメイジャー』エピソードFINAL「君たちがいて輝いた」

たった1話で、それも最終回のほんの十数分でこれまで謎しかなかった「ヨドン皇帝」の過去であり真実、さらにヨドンナとシャドンとの関係性、それらすべての説明をやってのけたうえで、これまでしっかりと明示してきた設定を余すところなく使って、論理的に、そして完璧にヨドン皇帝という強大・・・だけど実は孤独であった敵を倒してみせた。

弱さを捨て強くなったヨドン皇帝に対し弱さを認め傷ついても磨き上げ力を合わせ続けたキラメイジャー。
こんなにも文句のつけようがない最終バトルは久々だし、それぞれの個性・特性を生かして戦ってきたキラメイジャーらしい最高にキラめく最終決戦でした。

素面の名乗り(例のポーズ付き!!!!!ていうか小宮くん足長っ!!)からのマブシーナとそれぞれの相棒が語る6人のすごさすばらしさ、その魅力。
キラキラが迸るそれぞれの戦いと、どれもぜんぶしっかりと覚えてる名シーンをバックにしての愛情あふれるその言葉に泣き笑いでぶんぶん頷きまくりでした。ビバ万力!!。

戦いが終わってそれぞれの本職、本来の居場所に戻って引き続きキラキラしてるなか、ていうか充瑠が「熱田」から「充瑠」呼びされてるというまさにリア充瑠になってるなかで一人「寂しくて制服を脱ぐことができない」時雨さんに、カナエマストーンでクリスタリアは復活したけど国民すべてが戻ったわけじゃなく、国王と王妃もそれぞれ鳥と冠のまんまだけどそれでもマブシーナが王妃となって良い国を作ります!という後日譚まで実にキラメイジャーらしい最高の最終回でした。

1年間ほんとうに楽しかった。とにかく楽しかったしかない。
大変な状況のなかで変更せざるを得なかったことや望んでも叶わなかったことはたくさんあっただろうし、これまでとは違う苦労もたくさんたくさんあったことでしょうが、画面はいつだってキラキラしてました。ヨドヨドもしてたけど、ヨドヨドですらやっぱりキラキラしちゃってた。
終わってしまうことはさびしいけど、でも満足感でいっぱいです。大好きな戦隊がまたひとつ増えたことがとてもうれしい。


キラメイジャーはたくさんの楽しみがなくなってしまったこの1年を生きるための力となってくれました。
そんなキラメイジャーに関わったすべての方々に心からのおつかれさまとありがとうをおくります。