『テセウスの船』第6話

殺人事件の関係者というか、目撃者であり殺人未遂の被害者が入院してるというのに病室前で立ち番してない時点でアレなんだけど、その人物が病室で毒殺されたというのに不審な様子全開で出入りしてる松尾さんを殺した犯人であり自分も殺されそうになったと木村さつきが証言してる人物の弟が警察に事情を聴取されることもなくノーマークで動けてるどころか『被害者の手帳』なるものが押収されることなく息子の手から主人公に渡ってるし、退職した警察官が「個人的に集めた事件資料」のなかに捜査資料として撮られた写真があったり、さらに小柄で小太りで眼鏡の男という情報を頼りにたどり着いた田中正志宅でもまた死体を発見しちゃって、ここはさすがに警察に捕まったんでホッとした(ホッとした?)のも束の間、一晩で一介の事件記者が防犯カメラの映像により「田村心よりも先に被害者宅に出入りしてた人物」の存在を見つけだし、ちょっと騒いだら「威勢のいい彼女に感謝しろよ」で釈放しちゃうって、いくらなんでも警察無能すぎじゃない?。

でもその上をいくのが主人公。相変わらずバカで迂闊でアホで浅はかで、泣くしか能がないマジ無能なんだけど(今回一番イラっとしたのは木村さつきの手帳に赤ペンで×印付けまくってることな。姉ちゃんを陥れようとした奴だし、息子に許可取ったんだとしても、他人の持ち物に書き込みすんなよと)、ナイフ持ってる相手に「お前とのやりとり録音してるぞ!」と宣言しちゃうのにはアチャー(笑)と言うしかないよねーw。まあ「録音」できたことは一歩前進だし、証拠なんてないだろという相手に「証拠ならある!」って言いたくなっちゃった気持ちはわからんでもないけどさ、相手ナイフ持ってんだからレコーダーを取られたらおしまいだし、そこはスマホを通話状態にして、由紀に心配かけたくないならそれこそ父親の弁護士とかさ、第三者にこの会話を聞かせてる&録音してもらってるとするべきだろうに、詰めが甘いのが心さんだよねー(笑)。

とか思ってたら「ジ・エンドオオオオオオオオ!」とか言ってた(なんだこのキャラ・・・思ってたのと違う・・・)みきおが心先生にトドメ刺すわけでもなければレコーダーも放置で歩き去ってて、え?お前なにしに来たん・・・?となったんですけどね。
主人公が警察呼んだと言った時にはチラっと聞こえたもののサイレンが近づいてきてる感じでもなかったのに車椅子放置で去っていくみきおの中途半端っぷりにガッカリだよ・・・となったんですが、そのあとナイスすぎるタイミングでタイムスリップが発動しレコーダーごと主人公が過去に消えて、もしかしてこれみきおの仕業だったりするんですか!?だから余裕綽々で歩き去ったのだと!?みきおってば時を操る男なんですかっ!?だとしたら安藤政信にぴったり―!。
とすると、ここでのみきおの謎行動は主人公が過去に行くことを知っていて、それにより過去が変わると、それはつまり現代も変わることになるわけで、だから車椅子設定ももう不要、ということなのか?。
で、再び過去に行った主人公がノートに続いてレコーダーもまたもや犯人(子供のみきお)に拾われてて、さすがポンコツとして期待を裏切らないwと笑ったけど、子供のみきおが榮倉さん(って役名なんだっけ?)のお腹の中にいる「心さん」を殺そうとするっての、現代のみきおはこれを狙って主人公をみすみすタイムスリップさせたってこと?。なんかすげー話だなw。

時を操れるならば小学生の子供が完全犯罪を成し遂げてもなんらおかしくはないと思うけど、予告の感じからして主・従の関係はまだわからないとしても「共犯者」の存在はあるみたいなので、それは果たして誰なのか!?という話になるのかな。金丸殺しの現場を目撃した佐々木紀子の怯えと「声に聞き覚えがある」という発言から判断するに、その犯人が「子供」ってことは考えにくいし、少なくとも金丸殺しはその「共犯者」によるものだろう。ていうか、金丸さんが子供に殺されたとかちょっと情けない感じなのでそうじゃないほうがいいなと。