『仮面ライダーゼロワン』第13話「ワタシの仕事は社長秘書」

相手の能力に対応できるキーを渡される→それ使って倒す
を繰り返してるだけの或人の成長(であり潜在能力?)にシステム(データ解析)が追い付かないってな話だったけど、こちとら心身ともにその成長とやらをまったく感じないもんで、終わってみれば「暗殺ちゃんとは何だったんだ?」という感想しか残らんな・・・。

ワズというゲストキャラは前編での推理と是之介前社長との関係性を含めての後編での役割共に良かったし、イズの「お兄様」呼びもこれはいいベタ展開ってことで単体の話としては悪くなかったけど
(まあ、ポッと出のゲストキャラが「イズの代わり」になれるってどういうことだよ?と、ワズのなかにゼロワンのデータなんてほとんどないだろうけど(前編はほぼ別行動だったしね)イズとワズの間で共有されてんの?でもゼロワン計画に関連してる個体は機密保持のためにバックアップが取れないんでしょ?ていうかそもそもの話としてバックアップが取れないから破壊されたら即アウトってことならわかるけどデータを抽出されたら機能停止=死 ってところが理解できないんですけど。外部=敵がデータを抽出しようとすると自動的に全ての機能が停止されるってんならわかるけど、今回の状況って内部の話じゃん?。自分とこで作ったシステムなのにメインシステムが端末のメインメモリにアクセスしてデータ抽出したら死ぬって、なにを意図してそんなシステムにしたんだろうな?などという疑問は次々と沸いてくるけども)
肝心の「これまでの積み重ね」がないもんでワズの選択とイズの決意に心が揺さぶられることはなかったよね(それでも今回「ワズの犠牲」という前例を作ってしまったことで、今後のプログライズキー開発の行方が心配にはなるけど)。

Z5号は守ることができたのは結構だし、シャイニングホッパーを使った影響で身体のあちこちが痛いのもわかったけど、それよりもっと言うことだったり考えることがあるんじゃないの?と。

殺ちゃんのラーニングを上回るべくキーの力を最大限高めるためにはワズ(もしくはイズ)の献身が必要であったわけだけど、それが今回だけのこととは限らなくない?ってことだったり、ワズのようにバックアップを取れない個体があることだったり、そういうことが気にならないのかと。

なによりワズは単なるヒューマギアじゃないんだよ?祖父ちゃんの命を受けて自分を助けてくれたヒューマギアであり、父さんと同型のヒューマギアであるわけでしょう?。だったらワズについてもうちょっと心を寄せるような言動があってもよくない?。

滅もなあ・・・窃盗犯から5体セットで購入した中古のヒューマギアを「暗殺ちゃん」として育成したものの手に負えなくなって人間に倒してもらってキーだけ掻っ攫うという漁夫の利作戦だったんだろうけど、「手に負えなくなった」ってところはマジだったんだよね?と考えるとやってることちょっとセコくね?とか思っちゃったし。

つーかドードーキー回収してどうするつもりなんだろうな?。飛電にもエイムズ(ZAIA)にも渡したくないのはわかるけどお前が持ってても宝の持ち腐れにしかならないのではないのかと。

ってところで次回登場するらしい「仮面ライダー雷」がそれを使うのだろうか。だったらますます暗殺ちゃんとはなんだったんだ・・・?となるけど。

ていうか予告にいたバルカンさんの新フォームですよ!不破さんパワーアップですよ!。
ゴリラキャラは好きだけど正直これまでのバルカンさんの見た目は微妙・・・と思ってたんでビジュアル的に「ギャー!カッコいい!!」と思えることが嬉しすぎるし、相手がどれだけ新しい力や技術を得てもラーニングで対抗できてしまう存在に思考力判断力、そして反応速度でもってそのラーニングを上回るという目には目を歯には歯を的な、ある意味人工知能らしい理論でもって打ち勝った主人公に対し、腕力キャラの2号ライダーがどんなパワーアップを見せるのか楽しみすぎるんだけど、でも数々の前例からしてこの時期にパワーアップしたものはあっとう間に空気化するんだよね・・・・・・。