『グランメゾン東京』

このメンツの真ん中で「いつもの木村拓哉」として存在できる木村拓哉ってやっぱり稀有な存在だよなーということを改めて思い知る初回であった。

「いつもの木村拓哉」から脱却しようとしてた時期もあったけど、やっぱり「いつもの木村拓哉」でいいのだと思う。これだけみんなに嫌われまくってる主人公だけど、それでも共に働こうと思わせてしまう料理人としての圧倒的才能、それだけのパワーがある人間だということが「いつもの木村拓哉」ってだけでもう納得できてしまうもの。主人公に対し鈴木京香沢村一樹が抱くこいつには敵わないという「あきらめ」とだからこその強烈な「あこがれ」を理解できてしまう。王道ってそういうことだよ。

これから「昔の仲間」がそれぞれどんな材料、口説き文句で落とされていくのか楽しみだし(京野があっという間に集めてくるかもだけどw)、あの空間がどんなお店になるのかも楽しみだし、「敵」として明らかに弱すぎる手塚とおる尾上菊之助のコンビがなにやらかしてくれるのかも楽しみだし、加えて今作は「ナッツを混入させ主人公をつぶそうとした(している)人物は誰だ?」という推理要素もあるみたいだし素直に見るのが楽しみと思えることがとてもうれしい。