『俺の話は長い』第2話 其の三「焼きそばと海」其の四「コーヒーと台所」

春海が学校に行かない理由が予想と違う方向のエグさでなんとも言えない気持ちになったけど(それが他のクラスの子の父親にまで伝わってるとか・・・)、それを知った房江が即家族にバラしてて笑うw。それ聞いた綾子のチョコ話もw。チョコあげたらその場で踏みつけられるだけでも酷いのに唾吐かれたとかどんだけ嫌われてんだよwって話だけど、そんな話を聞かされた家族も笑って聞き流してるところが一番酷いww。

からの春海を学校に行かせたい満とハロワ行けよの春海とのやりとり、からの学校に行かせた成功報酬を巡る満と綾子の駆け引きが言葉の使い方とテンポ共にすばらしく(姉ちゃんがビール飲んだ瞬間「ヨシッ!」と思ってしまったw)(綾子と満の会話はこの姉にしてこの弟感がすごいと初回から思ったけど、満を会話で引っ掛ける手管が見事な春海もこの母親にしてこの子あり感だわー)、巧い役者同士の芝居は見ていて気持ちがいいよね。

と愉しんでいる一方で、満と房江の関係性が他人事ではないというか心当たりがあるので見ていてちょっとキツイところがあったりします。満がコーヒーの道具をあんなはした金で売ってしまったことがどう転がっていくのか、この先を見るのがちょっと怖い。

ていうかてっきり常連客しか来ないさびれた喫茶店なのかと思ってたのにランチタイムはめちゃめちゃ繁盛してるもんで驚いたけど(受話器にカバー掛かってんのもw)、ランチセットとしてメニューを限ったとしてもこれだけの客の注文を一人で受けて一人で作って一人で配膳して一人で会計して一人で片付けるなんて、それを毎営業日やってるだなんて生き甲斐と言えどもさすがにキツイだろうに、なぜ満に手伝わせないのだろうか。なぜ満は手伝わないのだろうか。喫茶店を手伝うのは絶対にイヤだと言ってるらしいけど、「手伝う」ってのはそれこそコーヒーを淹れるとか料理を作るとか、『父親の代わり』をすることであって、忙しいランチタイムにウェイター仕事(カウンター内には入らない)をバイト感覚でやるんだったら「手伝ってくれる」んじゃないかと思うんだけどなー。まあバイト代次第だろうけど。