『グランメゾン東京』第8話

料理人としての人生を閉じようとしている師匠とバイクをシンクロさせる脚本と、バイクを駆るカッコいい木村拓哉の映像はやりたいことにフォーカスがキッチリ合ってて気持ちがよかったけど(アラバスタもどきのバック三ツ星には「うはwwかっこいいwww」ってなるしかなかったけどw)、尾花にバイクは不要よな(笑)。

京野の告白は今回を終わってみれば尾花が師匠の家に一時滞在したことで入院期間中に店を任されるという展開のための理由ってだけだったっぽいけど(師匠に三ツ星取りたいのはその女にモテたいからか?と聞かれた尾花が返事をしなかったから今後大人の三角関係的な雰囲気にはなるかもだけど)、そこで『京野の接客』の話になったのは意外。
この話、トップレストラン50の前にやったほうがよかったんじゃなかろうか。尾花の師匠に教えられたことで「客と個別に向き合う」という店のスタイル、メニューはおすすめコース1択だけど客の希望や体調をそれとなく聞き出し料理に反映させていることが評価されたということならいきなりの10位も納得できそうだなと思うので。

まあトップテンに選ばれて、マスコミにも取り上げられまくってることで店全体が調子乗ってるからこその師匠からのダメ出しであり、それによりグランメゾン東京が三ツ星を取るための方向性が定まったという話であったわけで、それはそれで納得なんだけどさ、でもここまで見てきた限り京野が全く客のことを見ていない接客をするか?と言ったら心情的にはノーなんですよ。尾花が仕入れに来なかったのは師匠の通院に付き添っていたからだということを知ったことだし、多少浮かれてるところがあったとしたってあれだけ料理を残す「理由」がなにかあるのではないかと考えるのがこれまで見てきた京野なわけで、それが“前日倫子シェフに告白してしまったことによる影響”なのだとしたらガッカリすぎるというか、マジでなにやってんだよ京野と言いたい。そこ相沢がしっかり突っ込んでくれたからまあいいけどさ(前からそうだとは思ってけど、この店相沢がいないとダメだってことが今回よくわかった)。

とか思ってたら「ナッツ混入事件の犯人」がわかったリンダが平子も平子を庇ったグランメゾンも許さねえ!モードに突入って、一気に話が粗くなりそうな感じが・・・。

平子が許せないのはわかる。平子を庇い自分には何も言ってくれなかった尾花も許せないのもわかる。ついでに尾花とエスコフィユを共同経営してた京野も同罪だってんならそこまではわからんでもない。でも「グランメゾン東京」に怒りを向けるのは違わないか?と。尾花の店ならともかく倫子の店であるわけで、料理に関しては私情を挟まないのがリンダという人間であるならば自分がその味とサービスを評価したグランメゾン東京を潰してやるという方向にはいかないのではないか、と思いたいけど、でもこの女結構な割合で倫子という女に敵意持ってるよね。インタビューでの絡みかたとか敏腕編集者というより仕事にかこつけてムカつく女(確かに倫子のこの優等生な受け答えはイラっとするのわかる)に喧嘩売ってるようにしか見えなかったもん。
つまりあれだ、尾花は罪な男ってことだ(京野とのイチャつき含めw)(ねえなんで京野に寝間着借りるの?倫子さんちに住んでた時はなに着て寝てたの?w)(あ!これから毎日尾花と京野はバイクに二人乗りで出勤するのか!そのためのバイクか!アラフィフのオッサン二人が安アパートから毎日一緒にあんなバイクで出勤するとなるとご近所の人たちにどう思われるかニヤニヤするな!w)。