『仮面ライダージオウ』第8話「ビューティ&ビースト2012」

愚かで哀れな早瀬さんに「必要なのは魔法ではなく想いを伝える勇気」だと言い、怪人になりお嬢さんを傷つけてしまった今ではなく過去の自分に「お嬢さんに告白しろ」と言わせる(その機会を与えてあげる)ってのは『時間の行き来ができる』設定と『仮面ライダーウィザードの世界観』をそこそこうまいことミックスした落としどころであり、ソウゴの関わり方としても悪くないものだったけど(でも前回ソウゴはアナザーウィザード早瀬さんについて「何も悪いことはしてない」と言ったけど、今回ゲイツが契約直後に飛んだら手に入れた力で思いっきりビルを消したりしてましたよね・・・なんでこういう辻褄の合わないというか自ら墓穴を掘るというか、簡単に言っちゃえばアホな演出するんだろう・・・)、問題はそこにレジェンドライダーである仁藤が全くかかわってないってことなのよね。

まぁ、え?そのことソウゴはともかくゲイツも知らなかったん??と驚いたんだけど(エグゼイド編でそれっぽいこと喋ってなかったっけ?)(ていうかここいらあたりの仕組みについてウォズは知ってるけどゲイツが知らないってどういうことよ?ソウゴに操縦されるウォズさんはときめくけど!)、仁藤が担った役割としてはアナザーライダーが誕生することでオリジナルライダーの「記憶」がなくなるという設定を『見せる』ことで、それはしっかり果たしたってことなんだろうけど、記憶が戻る→変身してゲイツを攻撃する→ちょっとしたら変身を解除して「試しただけ」とか意味わかんないし、ツンツンことゲイツに渡したのはゴーストのウォッチだけでビーストのウォッチは持ったままで、それはなぜなんだ?と。一瞬戻った記憶により「なぜ自分が持っているのかわからない物体」がツンツンに渡されたものであることがわかったと、だからツンツンに渡すよってな話だけど、それならなんでビーストのは渡さないの?仁藤は何がしたいの?ってな話でさ、なんで出演してくれたレジェンドライダーに対してこんなことを思わなくちゃならないのかと、それがとてもつらい。

ていうか、前回草加ってカイザウォッチ渡してないよね?。それどころかウォッチ持ってたかどうかも不明だよね?。主役ライダーのウォッチはぜんぶ集める(集まる)に決まってるけど2号の扱いがまちまちなのが作品に対する愛のなさを見せつけられてるようでほんとつらい。