『宇宙戦隊 キュウレンジャー』Space.30「ヨッシャ!奇跡のキュータマ」

オライオンが死んだことで9人の救世主の伝説を伝える人がいなくなる→9人の救世主であるキュウレンジャーが消えそうになる
これはわかる。救世主としてのキュウレンジャーが消えるんであってそれぞれが存在として消えるのは理解できない(セイザブラスターとかキュウレンジャーになったことで得たアイテムだけが消えラッキーさんたち自身は消えなくていいんじゃないかと)(あ、でもアルマゲさんを倒し歴史が変わったことで400年後の現代からキュウレンジャーがタイムスリップしたこと自体がなくなる・・・という意味で姿が薄くなったのか?)ところはあるけど、解りやすく“キュウレンジャーがいなくなる”ことを伝える手段としてここまではいいとする。
で、それを阻止すべく『9人の救世主』ではない、特殊な手段でもってキュウレンジャーとなった司令が残ってオライオンの代わりを務めるってのはなるほど!と思ったし、ツルギとポジション被りしてね?ってなことも含めこのための司令独自のモロモロ設定だったんだなと感心したし、なによりその決断にグッときたけど、チャンプも一緒に残るってどういうことよ。チャンプが過去に残っちゃったら『9人の救世主』揃わないけどいいのかよ?。
と思ったんだけど、寿命があるであろう司令と違いチャンプはメンテ環境さえ整えておけば400年存在し続けることができるだろうから、歴史が変わった400年後の現代にチャンプが現れることは可能なのか。
それを言うなら過去でドン・アルマゲを倒したわけだからそもそも『9人の救世主』が集まる必要はないし、『ジャークマターに支配されている宇宙』そのものがなくなる=変わってしまうわけだからガルの一族が滅ぼされることもなくなるだろうしラプターあたりは製造されることすらないかもしれないわけで・・・
とか思ってたら現代に戻ったもののナーガは変わらず闇落ちしてて普通にドンアルマゲ率いるジャークマターが宇宙を支配してて、アルマゲさんのフードの色が変わったぐらいで状況はさして変わってないとかじゃあ過去に行った意味って一体・・・えーっともうなんでもいいや(笑)。
過去に向かったのは“ツルギが倒したはずのドンアルマゲが現代に存在している理由と経緯を調べる”目的だったのに、いざ過去に行ったらやっぱり倒してて、と思ったら生きてて(倒せてなくって)、だからもう一度倒して、やったーアルマゲ倒したぜー!司令とチャンプ残して平和になった現代に帰ろう!ってなんでそう簡単に判断するんだと、倒したはずなのに生きてたってことは今回だってまた生きてる可能性があるんだから元々この時代の人間だったツルギぐらいはせめて残れよ!!とか思うけどどうでもいいや(笑)。
でもなあ・・・弁慶かとおもったら白ひげだったオライオンさんは、傷を隠して戦場に出て知らん間に死んでたよりも子孫であるラッキーに残りの生命力を全て与えて死ぬほうがよかった気がする。もしくはあのでっかいキュータマを生み出すために持てる全ての力を使って死んだとか。オライオンの死に美学を感じなくはないけど、その結果司令とチャンプが過去に残ることとなりキュウレンジャーの戦力が明らかに低下することになることを考えるとオライオンさんの死が独りよがりに思えてしまうような・・・。
つーかここでオライオンさんに言葉をかけるのはラッキーじゃなくツルギのほうだと思うんだよなぁ。自分が過去へきたことでオライオンの妻から夫を子供から父親を奪ってしまったわけで、そこいらへんツルギに触れてほしかった。