『僕たちがやりました』第3話

ヤバ高爆破のニュースを見るマルがなんともいえない邪悪な笑みを浮かべていたので見た目通りの単なるヘタレじゃねーなとは思ってましたが、こいつクズなんて言葉じゃ足りないぐらい歪んでんなぁ。昨日の今日で用意したにしちゃハイクオリティすぎる女装もネタというより頭おかしいとしか思えないし、こういう言葉を使っていいのかわからないけど異常だよね。もしかしたら市橋よりマルのほうが人間として壊れているのかもしれないとすら思う。
どうなるのかと思った首吊り伊佐美は紐の結びが甘くて解けて落下したというありがちな結果でしたが、そのとき臨死体験しちゃったせいでトビオの知ってる伊佐美じゃなくなった“から”なのか、それともトビオの知ってる伊佐美じゃなくなって“も”なのか、本来の伊佐美がどんなやつなのかわからない(トビオたちとつるんでるときのノリの伊佐美が本当の伊佐美かどうかわからない)からその判断はできないけど、どっちにしてもヤバ高のやつらに家の前で鉢合わせして「逃げろトビオ!」と言ってくれるという友達甲斐があるところを見せたこともあって、マルのドクズっぷりがより一層目立つ。マルだったら間違いなくトビオも道連れにするだろ。
そう考えると、ヤバ高のやつらはリハビリに付き合うしあいつら探せと言われたらしっかり探し出すし車椅子の市橋のフォローするし、それを友情と言っていいならばトビオたちのそれよりもよっぽどマシな関係性だよなぁ。
市橋はその暴力性・狂気性でもってヤバ高を“支配”してて、まともに歩けないような状態になったらその座はあっという間に誰かに奪われここぞとばかりに仕返しされるんじゃないかと思ってたんだけど、ヤバ高はそこまで殺伐とした環境ではなかったということか。
で、小型爆弾がプロパンガスに引火して大爆発が起きたことは間違いないけど、自分たちの計画ではそんなところに爆弾を設置してないと。つまり他に「犯人」がいて、それはたぶんあの先公だってんでその証拠を探すってな話になるみたいだけど、これそういう話なの?。仲間の復讐のためにちょっとした爆弾仕掛けるだけのつもりが死人が出るような大惨事になってしまって、そんな現実を認めたくなくてあれこれ足掻いてもがいて葛藤しながらひたすら逃げるってな話ではなく自分たちの疑いを晴らすために真犯人を突き止めるってな話なのか?。それならまぁこのノリもさして面白くはないものの許容範囲ではある、かな。
でもトビオが爆弾の設置場所を変えたのではないことは心の声含めこれまでの言動からして間違いないとして、罪悪感から自殺しようとしたことで伊佐美もやってないと信じていいかなとは思うけど、パイセンとマルはわからないよなぁ。特にマル。トビオの性格からしてパイセンの金を勝手に使うわけないし使うにしたってこの短期間に100万も使ったとは思えないから100万のズクごとどこかへ隠したと考えるところまではわかるとして、であればそれは部室に違いないとあたりをつけ家探しし見事に見つけてみせた手際の良さを見る限りこいつが単なるアホではないと、少なくとも私欲のためなら友達をいとも簡単に裏切ることができることは確かだし。
それに警察に捕まる前に絶対コロス!という市橋率いるヤバ高の存在があるわけだし、そう簡単に身の潔白は晴らせない(状況がそれを許してくれない)ってな感じになるのかな。
あ、そういや今回ふるちんと山田くんパートがなかったけど、本物の“ワル”がこの話にどう介入してくるのかってのもあるか。
正直あんまりこの先の展開に興味は抱けないんだけど、3話まで見終えて諦めたり割りきったりに一応の整理がついたので、窪田くんの頑張りだけを心を無にして見守っていく所存です。