『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』第8話

もはやどこからつっこめばいいのかわからない(笑)。
いちばん笑ったのは別荘(これ光石さんの別荘だったんですね。よく考えれば(考えなくても)それしかないのに、なんでか別の別荘だと思ってたことに加えてなぜか埼玉にあるんだと思ってました。いかに適当に見てるかという証拠ですw。つーか埼玉どっから出てきたんだ?w)の外に血がついたと思しき布とその下に人体かと思うような膨らみがあったもんだから近づいたところ、頭上から柵状の杭がどーんって落ちてきたこと(笑)。実に昭和感&手作り感のあるトラップで、このセンス嫌いじゃない(笑)。
で、猪熊が行方不明になって里見がつき落とされてからもう1か月も経ってるらしいってんで驚いたんだけど、事情聴取を受けるカラが地下駐車場で車内にいた“誰か”の指令を受けてたってな描写があったのは、あれはジムにいたカラに憧れてる子で、月本の手によってカラに改造済みということなのでしょうが、であればなるほど、「1か月」という時間の経過はそのために必要だったということか。
ミステリー小説ならジムの子がカラの身代わりとして射殺されただけで終わらず、里見が助けた猪熊は実は猪熊に整形したカラであり(だから血塗れのフリフリワンピースではなく元々猪熊が着ていた服に着替えてた)、カラの手で身代わりのカラを射殺し猪熊と入れ替わるところまでが計画である(だから猪熊は一切の躊躇いなく身代わりカラに向けて銃を撃つことができた)ってなこともありえるけど、カラと猪熊とじゃ骨格やら身長やらが違いすぎるからさすがに映像でそれは無理かなー。いやキャナメ月本の腕が骨格から変えられるほど(だからカラが月本を生かしてた)だってんならわたしは納得するけどね!!w。
でもカラがカラの容姿のままならばなにもわざわざ身代わりに事情聴取を受けさせずとも自分で受ければいいわけで、そうしなかったってことはカラはもう以前のカラではなくなってるってことだと思うのよね(1か月という時間はここでも必要だったのだと)。どんな姿になってるんだろうなー。現実問題あれだけ身体のあちこちに斬りつけられ出血した状態で重湯だけを与えられていた人間が“あの程度”の衰弱で済むかなーと思うわけで、そこに作劇上の意図があるのか。そして猪熊の前に月本が姿を見せた(カラが月本を猪熊を会わせた)ことにもちゃんと理由があるのかどうか。
それはそうとして、えーっと、猪熊が失踪し里見が意識不明状態の間、船越率いる警察は一体なにをやってたんですかね?。里見の意識が戻らない以上、猪熊失踪と里見の事件がどう繋がっているのか解らなかったってのはあるだろうけど、意識取り戻した途端里見一人でチャチャっと別荘までつきとめちゃったのを見ると、この人たちなんのためにいるの?としか思えん。
自分のせいでレナちゃんが生命の危機にあるというのに病院からの脱出だけならともかくアイちゃんを別荘にまで連れて行く里見についてはもう知らん。怪我してるから運転できなくて仕方なくかと思いきや運転席に座ってるし、カラの異常な身体能力を身を持って知ってるはずなのに、手指を結束バンドで拘束した程度で「確保」した気になってんじゃねーよっての。
そしてあれだけカラちゃんカラちゃんっつってたのに、ちょっと痛めつけられたら別荘の場所ゲロっちゃう光石さんには心底幻滅です。だからおまえはその歳になっても童貞なんだ!!。