古野 まほろ『パダム・パダム Eの悲劇’80』

パダム・パダム Eの悲劇'80

パダム・パダム Eの悲劇'80

「気合」とかいて「くうき」と読む相変わらずのまほろ節たまらんわー!はふう。
ていうか二条警視が二児の父だなんて・・・と、うっかり結構なショック受けた私どうかしてる(笑)。
いいえ私はイエ先輩派!!!。
それはそうとして。
今回は“眼喰鬼”と名付けられた連続猟奇殺人犯を捕えるべく慣例ガン無視で管轄署の署長に命じられ単身京都へ乗り込んだ二条警視なのですが、相変わらずオッサンたちに可愛がられる全方面矢印っぷりにハァハァですよう!。機動隊員たちに訓示という名のキメ台詞叫ぶ二条警視にうっとりですよう!。だから私はイエ先輩派なんだって!!(←必死)。
それはそうとして!。
犯人の属性と犯行方法(なぜ見つからないのか)は明らかなのであとはフーダニットとホワイダニットとして展開される物語はほんっと真っ当なんですよね。ド直球の本格で、ホワイダニットミッシングリンクが明らかになった瞬間の「そういうことか!」感も上等で。だけど余計な装飾(よけい言うな(笑))がてんこ盛り。それでこそまほろ