- 作者: 奥田英朗
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2013/02/07
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (16件) を見る
もうね、「胸糞悪い」の一言です。
でも現実はこんなもんなんだと思う。というか生徒たちの感情も、親たちの思惑も、警察と学校の事情も、こんなもんだよなーってすごく理解ができる。死んだ少年に対する生徒たちになんて感情移入できちゃうぐらいだもん。宮部さんの作品には全くそれができなかったことを思うと(それはそれで“読み物”としては最高に面白かったけど)同じような材料でもこんなに違う料理が出来るんだなーと、それがとても面白かった。我ながらナイスな流れで読んだものです(笑)。
そしてやっぱり私はダークな奥田英朗が好きだと改めて。