- 作者: 貫井徳郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/05/26
- メディア: 単行本
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青春小説だろうがなんだろうが「引っ掛け」というか読者に「驚き」を与えようとしてくれるところも大好きなのですが、この驚きに関しては・・・驚きはしたけどちょっと強引だったかなぁと思った。読み返してみるまでもなくあそこもあそこも伏線だったのか!とは思い至るんだけど、肝心の部分、というかそのことを主人公の一人である女子高生が全く考えもしないということが私には無理があると思えました。とは言えそれまでに暮らしていた環境や、元々の性格なんかによってそういうことなんだろうなと補完はできるので許容範囲ではありますが。