- 作者: 戸梶圭太
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/09/01
- メディア: 単行本
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戸梶にしては珍しく前向きというか(気持ち的に)未来があるラストで、なんかちょっと座り心地がわるかったです。視点の人物が辛うじてギリギリまともな人間で、肉体的にも精神的にも逃げ出したくてもその勇気がイマイチ沸いてこないというか逃げ出すことすらめんどくさいと思ってしまってるあたりに吸い込まれそうで危険。あぁ、わたしは戸梶を読むことで一瞬現実逃避(自分より下はいっぱいいるんだと確認)してるのか。末期だ・・・。