『RHプラス』9th Blood

「所詮お前たちは、罪を犯すことでしか生きられないんだ」

正体不明の男がそうつぶやく背後で監禁されてる風の吸血鬼・・・。
画面が変わるとグラスに注がれるドロっとした赤い液体(トマトジュースですが・・・)。こういうの上手いなぁ。


キャー><本日のきよいさんはストライプシャツ姿!!!!!
吸血鬼が何人か行方不明になっているという情報がミスターから入っていることを告げるきよいさん。
朝食の場に政和が不在なことを心配するまこちゃんに「大丈夫ですよ。ああ見えても政和はしっかりしてますから」と優しく微笑みかけ「では」と表情キリっと引き締めたきよいさん・・・。
三分割でブラッディーきたわあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!いわゆるマルチアングル!!!!!素晴らしいわっ!マルチアングル大好物!!
あげはとまこちゃんは目を開いて上を見上げる感じでゴクリって飲むんだけどね、きよいさんは伏目で飲むのよおおおおおおおおっ><アヒーッ。
「原因がわからないのでなんとも言えませんが、知らない人にはついていかないでくださいね」
高校生相手に相変わらずおかんなきよいさんw。
まこと&あげは「はぁーーーい」
キャワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア★


登校途中にすれ違った車から血の臭いを嗅ぎ取り事件かもしれないと車を追いかけるあげはと誠。普通に追いかけられてたんだけどさぁ、やっぱ走った・・・・・・・んだろうねぇ。
車が停車した建物の中に入った途端、何かを感じ取り倒れてしまったあげははベッドに寝かされ
「きよい・・・」
とうなされながらもきよいさんの名を。
そんなあげはに優しく
「だいじょうぶ、ここにいますよ」
と言ってあげるきよいさん。
あーーーーーーん麗しすぎていやになるー。


こんなことになるならちゃんと止めるべきだった・・・と落ち込むまこちゃん。いつも明るく元気で太陽のようなあげはが目の前で異変を起こし、泣きながら「まこと・・・」と手を伸ばして助けを求めてきたのがショックだったんだろうなぁ。力なく階段にすわり壁にもたれるアンニュイなまこちゃんもまたいいわぁー。ほんっと美形よね・・・(うっとり)。
そこへ政和を訪ねてやってきた此衣に昨晩の話を聞き、政和の身に何かが起こり、それはあげはの異変と関係してると判断した誠はあげはを危険から守るために単身あげはが倒れた建物へと向かうことを決意。出かける前にあげはの部屋の窓を見つめるまこちゃん・・・部屋の中ではうなされ続けるあげは・・・そんなあげはのそばから離れないきよいさん・・・・・・・・・ああっ・・・あああっ・・・・・・美しすぎる。仲良くキャッキャしてるよりも三人がそれぞれ苦しんでる姿を見るほうがモエるのはなぜだろう・・・。


キャー!政和が磔にされてるじゃないの!!!!!
・・・・・・・・あれ?全然ときめかないぞ・・・どうして政和は上裸にされてないのよ・・・せめてシャツがボロボロになっててくれなきゃ困るんだけど・・・・・・
政和の手に絡みついた鎖をほどこうと必死になりながら「なんだよこれ!外れないっ!!」←まこちゃんのこの言い方がイラついてる少年そのもので、妙にハマってしまってこれだけ30回連続リピートしたのはヒミツです。その後も外そうと力入れるたびに奥歯をぎゅっと噛み締めててね、やべーな今回妙にモエポイントが多いわ。


あー・・・・・・吸血鬼監禁犯のオッサンは中学生の息子を吸血鬼に殺された(血を吸われた)んですって・・・。そりゃ復讐しようと思うのも無理ないよなぁ。監禁されてるのが政和を始め一番力ありそうな年頃(ハタチ前後)なのは息子を殺した吸血鬼がそうだったから・・・なのだろうか。わざわざ一番捕らえるのを大変そうなのばかり監禁してるってことはきっとそうだよね。吸血鬼だけでも罪な存在なのに、それプラス少年愛好者だなんて・・・。


オッサンが連呼する「悪魔」にまこちゃんのトラウマが発動。鉄パイプで政和が殴られまくる音を聞いて「やめろ・・・やめろ・・・!」とガタガタ震える誠はたまらずオッサンの前に飛び出してしまう。牙をむき出しにして飛び掛るも、お腹に鉄パくらって吹っ飛ぶまこちゃん・・・。オッサンに首絞められながら幼い頃の記憶が甦り、
「ぼくのせいなの・・・?ぼくの・・・せいなの・・・?ぼくが悪い子だから・・・なの?」
首絞められながらそう言って涙をボロボロボロっとこぼすまこちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!美!!!!!!!!!!!!!!!!!麗!!!!!!!!可憐!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わたし原作知らないんだけど、これを見た瞬間無名に近い三浦くんが誠役に、主役に抜擢された理由が分かった気がしたわ。すごい。このこの世とあの世の境界線ギリギリの美というかなんというか、脆くて儚くて、そして危険な存在を表現できるのはこの子しかいない!って心底思った。


「俺たちの仲間が、あんたの息子を殺した。その罪は、決して消えない。けど・・・だからといって同じことしていいって話には、ならないだろ。今のあんたの姿を見て、天国の息子さんは、どう思うか」
此衣に助けられた政和は自分を監禁した男にそう言うんだけど、うーん・・・それをお前(吸血鬼)が言うってのは違う気がする。それに対して男は「何が分かる。お前たちに何が分かる」と言うわけだけど、そうだよなぁ吸血鬼にとって人間は生きるための食料・・・なんだもん。いくら月長館の人達を愛おしく思っていてもそれは事実。本当の意味で分かり合えるってことはない・・・のかもしれない。
でも、きよいさんは誠に「誠くん、もう危ない真似はしないと約束してください」と厳しい口調で言ったあと、
「私達は、人間ではない。もしかしたら、彼らと分かり合うことは難しいのかもしれません。それでも、大切な人のことを想う気持ちの重さは、人間も吸血鬼も変わりはありません。・・・私はそう思います」
そう言うの。ふんわり笑いながら。
それはやっぱり上位種の言葉だとは思う。気持ちの重さは同じであっても捕食する側とされる側である限り、同列には語れないとは思う。でも、人間として生きることを人間として死ぬことを選んだ人を愛したきよいさんの言葉がまこちゃんに届くといいなって、まこちゃんの救いになるといいなって、そう思った。