『RHプラス』Last Blood

人質のあげはに「誠はどんな子だ?ひどく・・・頼りなく見えた・・・」と言う誠父。それに対し人質あげはは
「父親のくせになんも知らないんだな。誠は感情を表に出さないだけで、意外にタフで頼りになるんだよ。ツッコミも鋭いし、寝ぼけたときのほにゃ〜んて無防備な顔は結構可愛いし、朝飯もだいぶ食べるようになってきたし」
うわ・・・ダメだ・・・へんな意味じゃなくてさ、愛が詰まった言葉だよねぇ。まこちゃんに聞かせてあげたいよほんと。
と思ったら!一緒に暮らしてるってことはお前らガキの面倒を見てるやつがいるってことか。さしずめお前のご主人様ってことか?とするどいところをついてくる誠父!!

ていうかさ、血の契約ってきよいさんとあげはの気持ちの中ではそういうんじゃないとしても吸血鬼界のシステムにおいてご主人様には問答無用で絶対服従みたいなプログラムだってことなのかな・・・・・・・・・・あげはのきよいさんに対する盲目愛もそこらへんがほんのちょびっとは関係してる・・・とか。


ご主人様こときよいさんは全勢力を傾けてあげはの居場所をサーチ中!!!!「クッ・・・禍々しい気配がジャマをして辿れない」険しいお顔のきよいさんっ・・・かっちりとしたコート姿のきよいさん・・・・・・・・っ。

一方で政和はパソコンを駆使して科学方面からアプローチ!!ブラッディーズの年長二人はやっぱ仕事できるわ!

でもやっぱり最後の最後はあげは魂の「たすけてええええええええ!」の叫びをキャッチする三人。


あげはを助けに来た誠と政和。でも誠はあっさり誠父に捕まり政和も全く歯が立たず、もはや用済みになったあげはとともにとどめをさされそうになったところで「手荒なことはやめてください」と2階?からきよいさんがきたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!高野八誠VS村上幸平テンションあがるわあああああああああああああ!!!

誠をずっと苦しめてきた自分を殺そうとした手の正体が大好きな母親だったと知り、割れたグラスで喉を突こうとする誠。死ねないのなら何度でも刺せばいいという誠(どうすればいいの?あ、僕が生まれてこなければよかったんだって我をなくしてうわごとのようにつぶやく誠の演技が痛いほどで、すごかった・・・)に「許さないからな。お前がお前の身体傷つけるなんて、俺が絶対許さないからな!!」と叫ぶあげは。
あげは「あんたに誠を連れて行く資格はない。あの家には、誠の三輪車があった。子供の頃のちっこいやつ。お母さんは、誠のこと忘れてなんかいなかった。もしかしたら、悩んだり迷ったりして、いつかまた一緒に暮らせたらって、考えてたかもしれない。そんなことも想像できないやつに、誠は渡せない。誠は友達だ。家族だ!!だから俺たちと一緒にいる。(誠を見て)俺たちがずっと一緒にいる!!」
きよいさん「(にっこり笑って)誠くん」
政和「誠っ」
誠の手からグラスがすべり落ちて床で砕ける。

そして、
「俺は、あんたとは違う時間を過ごしてきた。お母さんとの思い出、月長館での暮らし。俺は、闇だけを見つめてきたんじゃない。俺、みんなと一緒にいたいんだ。だからあんたとは行けない」
そうキッパリ言った誠はあげはの元へ歩みより、あげはにそっと握手の手を差し伸べるの!!!!!
その手をしっかり握るあげは!!!!!!!!これずっと見続けたOPの映像とリンクしてるんだね。
誠はニッコリ笑ってあげはに「帰ろう!」と言い、あげはもめちゃキャワな笑顔を浮かべて「うん!」と力強く頷く。
二人を見て末っ子たちには敵わないなーって顔で苦笑いする年長組。


誠父を残し月長館へ帰ろうとする三人に優しい視線を送りながらもひとり残ったきよいさんは誠父と大人の話を。
きよいさん「あなたの気持ちが全く理解できないわけではない。吸血鬼が一族で集落を作るのは、身の安全もあるが、なにより、何百年も孤独ではいられないから。四季が巡るように、人は成長し、老いていく。流れていく時間の中に、自分だけが取り残される恐ろしさ。愛した人達も次々と去り、後に残るのは、闇のような孤独・・・」
誠父「フッ。それであいつらと暮らしてるというわけか。ならなぜ、俺と誠が暮らすのをジャマする」
きよいさん「誠くんが望まないなら、私たちも望まない。(うっすらと笑って)親になると決めたとき、誓いを立てた。・・・家族のように愛そうと。(一転して怖い顔になり)誠くんと彼の母親に毎日わびることだ。幸い時間だけならたっぷりある。違いますか?・・・・・・・・・では、いつかまた」
もう一回言います!高野八誠VS村上幸平にゾクゾクしました。特オタとして至極の瞬間でございました。高野を、村上さんをキャスティングしてくれたすべての人に感謝します。


その後・・・
政和は合コンに向かい(宝田の田村くん好きは異常なw)
きよいさんはミスターとデート☆
ミスター「誠くん、元気になったようでよかった」
きよいさん「ええ」
ミスター「家族ごっこは続くわけですね」
きよいさん「(ものっそい嬉しそうな顔で)ええ」
ふと足を止めるきよいさん
きよいさん「今一瞬、薔薇の香りが・・・」
ミスター「薔薇?まだ早いのでは・・・」
きよいさん「確かに薔薇だと思ったんですが・・・。私の気のせいでしょうかね」←うっすらと笑みを浮かべながら
ミスター「あなたの胸の中では、いつだって沢山の薔薇が咲いているから」←あえてきよいさんを見ず遠くを見ながら
「えっ?」
驚いた顔でミスターを見るきよいさん
ミスターは穏やかな口調で
「もうすぐ春ですねぇ」
目線を合わせず、口の端に笑みを浮かべる二人・・・・・・・・・
ミスタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!あんた男だよ!いや、きよいさんを愛するのに男も女もないわよね!!同志!!!!!!ミスターとは一生同志でいられるわと確信した瞬間!
ミスターは白い薔薇の花びら散るなか泣き崩れるきよいさんが忘れられなかったんだよね・・・ずっとずっとそんなきよいさんを心配し、見守り、支え、そして想い続けてきたわけよ。でも今のきよいさんの胸の中では道山が好きな、道山にお似合いの薔薇がいつでも咲いてる=きよいさんの中で道山はずっと生き続けてる・・・そしてその薔薇を咲かせているのは月長館の家族たちだと、そう言いたいのよね。悔しいけど自分では道山の代わりにはなれないし、自分ではきよいさんの胸に白い薔薇を咲かせてあげることはできないって分かってるのよね。そしてそしてそれでもミスターはそんなきよいさんが好きなのよねっ!
わたしきよいさんのことが心底好きなのですが、多分ミスターの目線できよいさんを見たせいでこんなにもきよいさんが素敵で意地悪に見えるんだと思う。わたしにとってこのドラマの裏MVPは間違いなくミスターです。ありがとうミスター。できることならミスターときよいさんの悪口言い合いながらお酒飲みたいです。


ラストシーンは月長館のブラッディーズで記念撮影。なるべく笑ってようって思うってまこちゃんが言ってくれて、まこちゃんがずっこけてwwwwwwすごくいいほのぼのラストでいつもの可愛いブラッディーズで、ああもうほんとにいいドラマだった。ほんとにほんとに大好きだ。


ようやく感想を書き終わりました。わたしドラマが好きでいろんなドラマの感想をちまちま書いてますが、多分これまでで一番丁寧に・・・というか想いを込めて書いたと思う。RHプラスというドラマの隅から隅まで全てが愛おしくて、ときめいたり苦しくなったりもう大変なことになって、うん、とにかく大変でした、わたしの心がw。親に捨てられた吸血鬼の少年のトラウマ克服をメインに、4人の吸血鬼が家族ごっこ(byミスター)する日常という言ってしまえばちょっと暗い物語ではあるんだけど、確かに色に例えればグレーとか黒とかそういう感じだとは思うけど、でも不器用で一生懸命で、夜の闇の中で窓から零れる光のように暖かくてそしてちょっと切なくなるようなドラマでした。どれだけ言っても足りないほど、わたしはこのドラマが好きだと思う。見る前は高野と楽人、あと藤田くんはよく知ってるものの、三浦くんは顔と名前だけ、政和に至っては視聴後暫くたってからイケパラメンバーだと気付いたぐらいで全く知らなかったと言っていいレベルで、こう言っちゃなんだけど地味だなぁ・・・と思ってました。まさかこんなにブラッディーズ好きになるとはねぇ。特に三浦悠くんという役者を見つけることができたことは、ものすごい収穫でした。
そしてそしてこれまでさんっざん書き連ねてきましたが、きよいさんはほんっっっっっっっっっっっっっとうに素敵でした。RHプラスが大好きだと書きましたが、わたしを高野好きにしたことだけは、正直このドラマを怨んでますw。あんな変態好きになんてなりたくなかったのにっ><。まだDVD全巻購入特典が残ってるとは言えモエエキスを吸えるだけ吸い尽くしたつもりなのでもはや思い残すことはありませんが、唯一心残りがあるとすれば、きよいさんとしての高野に触れることができなかったことです・・・・・・まぁもし生きよいさんを見てたら(ふふふふ触れるだなんておこがましいっ遠くから見れるだけで充分です)更に酷いことになってたかもしれないので会えなくて正解だったかもしれないけどw。


素敵なドラマをありがとうございました。DVDの特典であげはときよいさんが言ってたけど、RHプラス2が見たいです!・・・高野が素敵なうちにぜひw。