『ハゲタカ』第3回「終わりなき入札」

ぐおぉぉぉぉぉ、南朋さんVS小市さん が見れるだなんて、どこまで素敵ドラマですか!顎を上げながら目線を下げるという俺の大好物な角度で「お金を稼ぐことは悪いことですか?」と問いかける南朋さんに「スゲーなこいつ。本音できたよ」て言いながら嬉しそうにニヤリとする小市さん。俺を殺す気かNHK

相変わらずものっそいモエドラマであることは間違いないんだけど、今回はちょっと脚本が納得いかないな。あんな重大なネタを、あんな小娘一人に預ける鷲津も三島の上司(小市さん)もどうかと思った。特に東洋テレビ側。ただでさえ今話題になってるサンデーがらみの特大スクープなんだから、実際のとこどれほど力がある設定なのか分かりませんが、三島一人であたらせるのはむしろ上司の判断ミスだろう。だってあの記者ひたすら「本当のところはどうなんですか?」とか「何かコメントを!」って叫んでるだけなんだもん。そんなこと聞かれて本当のことを話す人なんているわけないのに。しかも当事者が。質問というかコメント取るテクニック教わってないのかよと。そんな記者をあれほどのスクープの裏とりに行かせる上司の力量すら疑問に思えたぐらいだもん。結局ギリギリのところで芝野が銀行を裏切ったからああいう結果にはなったけど、それだって三島は「銀行は何をやってるんですか!」てキーキー叫んでただけだからなぁ。ホライズンが出せるギリギリのところまで入札額が釣りあがったところで不正が報じられてホライズンの勝利ってのも、なんかご都合展開すぎるなーと思ってしまった。あたしが想像している鷲津ならば、テレビの機動力・速報力を使いたいってのと、銀行を恨む(ひいては自分を恨む)三島に復讐させてやりたいってのと、あとおやじさんの娘にスクープとらせたいという気持ちがあって、ギリギリまで三島待ちするけど、もし東洋テレビが使えなかった場合のことを考えて別のところで不正が発覚するようにしかるべき手を打つ人だと思うんだよな。あんなでかいネタ捨てるの惜しいもん。実際あのスクープがなかったらホライズンは負けてたわけだし、三島に対する想い(恋愛感情とかそんなくだらないものではなく、贖罪の気持ち)は分かるし、結局根っこの部分では銀行員時代と変わってないということだとしても、鷲津にしては詰め甘いよと思った。相変わらず芝野は青臭いしな。同僚に「お前いくつだよ?」て言われてて、確かにwwwwwて思わず笑っちゃったぐらいだもん(ついでに彬の「・・・・・・かっこええな、お前はいつもかっこいい」の言い方があまりにも実感+嫌味こもっててワロタw)。芝野がこれまでどういう仕事の仕方をしてきてエースと呼ばれる現在があるのか、そこらへんが全く分からないから、芝野の葛藤が理解できないんだよな。役者の力でなんとか緊迫感保ってたけど、もうちょっと丁寧に描き込んでくれてたらきっと相当のカタルシスが味わえただろうにと思うと、すごく残念。ただよかったというか、ほほーと思ったところが一つ。入札時にホライズン(鷲津)側は「○○億」と漢字て書いてるのに対して三葉側は「○○オク」ってカタカナで書いてて、それもものっそい適当な字で、なーんかここらへんにも金に対するスタンスというか意識の違いが見えてちょっと面白かったです。ていうか弁護士が勘助の兄者だったもんで「あにじゃぁぁぁぁぁ、あにじゃぁぁぁぁぁ!」言いまくりなわたしw。
2話で親を裏切る息子、3話で息子を売る母親という殺伐関係を見せておいて、原点は愛情だったと。前半鷲津がいじくってた木のおもちゃがラストの会話に繋がるのはさすがだなという感じでした。ホテル代の200万を肩代わりしろという瑞恵に「あなたに200万の価値はない」と言い放ちなんですってー!と胸ぐらつかまれた鷲津が瑞恵を押し倒したらどうしようかとワクワクしてしまってごめんなさいw。なーんかあのシーンエロかったんだよなぁ。そしてその後の「社長業、お疲れさまでした」といいながらのキッチリお辞儀がまた素敵だったわぁ。

ということで、今回の南朋さん素敵ポインツ。今回はひたすら入札を続ける静のシーンがメインでしたが、南朋さんモヘ度は過去最高でございました。まず、瑞恵を再び担ぎ出そうと画策する時やたらめったら眼鏡を上げてたのですが、その上げ方が素敵すぎる。眼鏡のレンズとサイドフレームの境目を両方一気に親指と中指で挟んでクイっと持ち上げてニヤリぎゃぼえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!なんなのあの悪の魅力に溢れたオトコマエは!!!と思ったら、目処が立って精神的疲労を感じたのか、ネクタイ緩めながらクシャクシャのワイシャツ姿でふらーっとタクシーに乗りこんで場末のジャズバーでピアノを弾くんですもの!!!!!ぎゃぼえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!死!心臓がきゅんきゅんしてわたしもう死にそうです!!!プライベートの時は眼鏡取るのね鷲津さん。というよりも、戦闘モードの時は眼鏡かけるというべきか。西野旅館の視察行った時は眼鏡かけてなかったしなー。あの眼鏡もしかして度入ってないのかも。芝野が辞表を提出した瞬間、急にこの人って家族いるのかな・・・と思い、連鎖的に鷲津ってどんな部屋に住んでんだろ・・・なんて思ってしまってもう大変。妄想の嵐に突入しております。イメージ的に無機質な部屋に住んでそうだけど実はこたつあったりして!!とか、部屋着は絶対グレーのスウェットだわ!!とか、グヘグヘいいながら妄想祭。私生活の匂いを一切排除(にしのおさむB型はチラっと出たけど)してるところがこのドラマの緊迫感を助長してると思うので、もちろんプラベを見せろーだなんていいませんよ。

ということでにしのおさむB型ですが、もの食う治はなんかエロイなー。俺、遠慮しないからと貪り喰ってるんだけど、下品じゃないの、むしろ生きるために栄養分を摂取してる獣って感じで、それが性的な期待感に結びつくというか、わたし何想像してんだろと思っちゃうんだけど、とにかくむずむずしたw。そんでもって「ん?」とか相槌が妙にイイ!毎回言ってますが、ほんとあの色気は出そうと思って出せるもんじゃないわ。DNAってすごいな。もう空気があきらかに堅気じゃないもんw。でもってヘルメットから金どーーーーーーん!ですからね。怖いなにしのおさむB型。


来週はついに株主総会で書類ばーんと放り投げる鷲津さんですよ。これ以上素敵な鷲津見せられたらわたしの心臓本気でヤバイかも。