『気分は名探偵』

なんて豪華な執筆陣!(霧舎だけ妙に浮いてますが・・・)ていうかなぜ↑に麻耶雄嵩の名前が出ないんだ?
夕刊フジで懸賞ミステリとして掲載されたもののようで、わざわざ本を買ってまでミステリを読みたいと思ういわゆるミステリファン以外の人でも当てられるような作りになっている・・・ということなのでしょうが、ちっともわからーん!ぼんやり・・・というかとっかかりは分かるんだけど、それを突き詰めることができない私。正解率1%なんて、正解した人のほうがおかしいって。
トリックは総じて地味目(というか大掛かりではなく論理的)なんだけど、木更津悠也や法月綸太郎といったおなじみの探偵も出てくるし、それぞれ趣向を凝らしてるので犯人あてを抜きにしても楽しんで読めました。貫井さんと我孫子さんの作品が特に良かった。のりりんの正解率が最も高い(28%)は推理の材料が最も豊富かつ全てに意味があって、本格魂が炸裂してたからだな。ま、まったく分かりませんでしたけどね。