阿部 和重『プラスティック・ソウル』

プラスティック・ソウル

プラスティック・ソウル

結局これは、回想録の形をしている、私=アシダイチロウの頭の中で紡がれた物語ということで良いのだろうか。何の断りも何の法則もなく目まぐるしく変わる視点に躓くことなくなんだかすんなり馴染めてしまった。
読みながら酔っていたのは鎮痛剤と花粉症の薬を同時に2倍飲んだからだろうか。それともこの物語のせいだろうか。