真梨 幸子『孤虫症』

孤虫症

孤虫症

第32回メフィスト賞受賞作。なんじゃこりゃー。桐野姐さんと志麻子姐さんのパチもんですわ。エロもグロも中途半端。登場人物の顔も見えない。それに、デビュー作からこういうオチって逃げてると思う。メフィスト賞は絶対買う!っていうわけでもないし、買おうか迷ってる本が2冊あったとして、内容的にはどっちも購入の決め手に欠けるとしたら、メフィスト賞という肩書きで選ぶ・・・ってぐらいの気持ちでしかないけど、そして実際これもそうだったりするんだけど、本気で後悔。期待したわけじゃないのに、裏切られた気分。面白くなけりゃメフィスト賞じゃないじゃん!なんて頭悪そうなキャッチコピーが思い浮かびましたよ・・・。一般ウケを狙いすぎてませんかね、最近。
ブルーベリーが好物だったりするんで余計腹立たしいわ。「もう食べられないっ」なんていうほど想像力豊かってわけでもないけどさ。