真梨 幸子『ご用命とあらば、ゆりかごから墓場まで』

ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで

デパートの外商担当を中心とする連作短編集です。
2篇目ぐらいまでは真梨さん比で（ここ重要です）軽くて読みやすい一般向けだなーと思っていたわけですが、だんだんと胸糞悪くなり、比較的まともな価値観や判断力の持ち主だと思われたキャラもどんどんとクズの側面が見えてきて、結局いつもの「うわあ・・・」系のやつでした。安定の読後感。