誉田 哲也『アクセス』

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第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。なんだかいろんなモノが混ざっている感じ。前半は見えない敵に追い詰められるという恐怖とスプラッターで、後半は精神方面と言っていいのかな。う〜ん、これで300万かぁ。選考委員は大沢在昌桐野夏生唯川恵ですよ。この賞ってテレ朝が関係してるんですよね、確か。登場人物がアイドルばりの女子高生と男子高校生コンビとかヤクザ映画の主役(モデルは竹内力)に憧れてコスプレしちゃった実はおとなしい男子高校生とかなんで、映像化がらみだったりするのかなぁ。サスペンス要素ないし。他の候補作を読んでないのであれですけど、ちょっとレベル低くないですか。こんなに文句言うのは、前に読んだ「ダークサイド・エンジェル紅鈴」が結構おもしろかったので期待しちゃったのです。それだけです。