猛烈ハマリ中、パトリック+アン
ジーシリーズ第二作。凄いです。一作目は完全なるハードボイルドで、会話とキャ
ラクターで読ませるそれこそハードボイルドの王道って感じだったのですが、二作目はハードボイルドというよりもサイコモノ。ソシオパスによる快楽殺人（超連続殺人）、被害者を繋ぐ
ミッシングリンク、法律で裁けない絶対悪、対する自警団という名の過剰な暴力衝動。それはそれは過剰なまでの暴力（殺人）描写なのですが、ハッキリ言って嫌いじゃない。
ノワール大好き。二作目にしてこういうストーリーも書いちゃうんだ。ちょっと凄いな。それでいて、ちゃんとハードボイルドなところもある。今回はパトリックに愛する女ができていて、そこで人間ドラマがあったりするのです。みんなを守るなんて所詮ムリ。
愛する人を選ばなければならない。これこそハードボイルド。多分この作品は読書ベースによって好みが分かれるところだろうけど、私は凄くすきです
