『鹿男あをによし』第3回

なんつーか、タマキング気の毒すぎるwwwww。見ててすごい切迫感というか、追い詰められる苦しさをひしひしと感じるんだけど、なんだろうなぁこれ。小川先生が計画性もなくさんかく探索(ていうか泥棒)してるのとかもう早く!早く!!!ってその場でじたばたしちゃったもんw。タマキングってかなりのイケメンのはずなのにどうしてこうも巻き込まれて追い込まれる役が似合うんだろうw。鹿の群れの中「すいません、ちょっとすいませんっ」って鹿にぺこぺこしながら鹿さんの元へ向かう小川先生の図がテラシュールだったwww。タマキングイケメンの代表格なのにw。
それにしても、見てるこっちは小川先生の話がマジってか妄想ではないと“一応”理解してるから普通に聞いてられるけど(しかし小川先生説明うまいなw)、あれ普通に聞いたらどう考えても妄想ってか戯言にしか聞こえないって。あんな話聞いたら普通は怖くなるかどん引きするもんだと思うんだけど、支えてあげようと思う(しかも相当話適当に聞いてる)藤原くんもなかなかだよなw。ていうか小川先生と見詰め合ってるところに藤原くんがやってきたらそそくさと逃げる鹿さんの逃げっぷりがバロスw。しかもそのあとくっそーあの女邪魔しやがって!!ってちょう睨んでんだもんwww鹿さんが愛しくてたまらなくなってきたw。

『正しい王子の作り方』第4話

はるかを筆頭に女子たちは総がかりで無視しただけで、しゅりのすけくんに直接的なアドバイス(プロデュース?)したのは用務員のマエケンだよなw。
まぁでも無難に纏めたというか、ストレートな青春ラブコメって感じでよかったかな。相葉っちはもうそのまんまって感じで驚きも新たなときめきもさほどないんだけど、ああいう役をやらせたらほんと間違いなしってことでw。あ、でも焼き芋をホイルで包む相葉っちが「はぁーっ」って手に息吹きかけてたのはモエたわw。あとマエケンに貸してもらったであろう作業着の着こなしもグー!でしたw。つーか相葉っちメイン回のはずなのにやたらと柳につっこむ回だったんだけど。横断歩道で今夜の焼き芋大会来るよね?って言われて何も言わずに手をあげた柳に女子と同時に「どっちだよ!」とツッコミ、焼き芋大会会場に突っ立ってる柳に「来たのかよ!w」とツッコミ、フェンスに置かれた焼き芋を食う柳に「食うのかよ!!!」とツッコミ、そしていつもの観察日記に宇宙人乙!となんか疲れたw。


次回はいよいよ不良少年と眼鏡っ子回だわ〜。つーか滝ヤクザなのかよwwwwwなかった、その発想はなかったわーw。

新感線プロデュース『いのうえ歌舞伎☆號IZO』@青山劇場

わたし新感線の舞台を見に来たんだよな・・・・・・?って思わず考えちゃうぐらい真っ当な舞台でした。いや、いつもの新感線が真っ当じゃないってことではないのですがw、岡田以蔵という人物についてある程度の知識はあったし、家にあった池上正太郎の「人斬り以蔵」を読んでから観たんで笑いが少ない舞台なんだろうとは思ってましたが、それが予想よりはるかにシリアスで哀しい物語だったんでちょっと驚きました。ほんと真っ当に真摯に以蔵という人物に向き合ったって感じ。ていうかよくよく考えたらメインキャストほぼ客演だし、粟根さんも右近さんもさとみさんも極少出演時間の中で持ち味を存分に発揮してはいるけどやっぱり古田さんやじゅんさんや聖子さんがいないと新感線エキスが薄まるのは確かだよな。あと “いのうえ歌舞伎”と銘打ってるからにはケレン味を期待してしまうのだけれど、とことん地味な舞台なのでまったくナシ!と言い切っていいぐらいだった。新感線(いのうえ歌舞伎)を観終わった瞬間にいつもドッバー!と感じるカタルシスもなかったし・・・。でもですね、だからと言ってこの舞台がダメかと言うとそうじゃないのですよ。観終わった瞬間はやるせなさでいっぱいになって涙目でどよーーーーんとした気分になっちゃって、飲みながら感想語り合いたい!とはとても思えないんだけど、次の日も次の日も一瞬の隙間にIZOのことを考えちゃって、すごく後を引くんだよな。これからこういう路線に進むって言われるとちょっとモニョるけど、朧みたいなのも金田一みたいなのも、そしてIZOみたいなものもできる新感線、いのうえさんってやっぱスゲー!ってしみじみ思いました。


以下、内容に触れてます

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吉田 修一『悪人』

悪人

悪人

幽霊が出ると噂される寂しい峠で保険外交員の若い女性の死体が発見された。彼女が付き合っていたとされる大学生に捜査の目が向けられるが、彼女には別の顔があった。


“世の中は悪意で満ちている”というありがちなフレーズが思い浮かびました。
みんな悪いしみんな馬鹿だし、人間なんてほんとどうしようもない生き物だと思う。加害者の側にも被害者の側にも家族がいてそして理由がある。どちらの立場であれ誰もが立つ可能性がある。そしてこれもまたありがちな意見なんだけど、やっぱり一番“悪”なのは安全なところで不幸を楽しむ大衆、この物語の中で言えば被害者の家にファックスを送るやつらだったり、犯人とされる大学生の仲間たちだったりだと思う。もちろん自分を安全地帯に置いた上で好き勝手なことを言うマスコミもそれを見てさらに好き勝手なことを言う視聴者もみんな同じなんだけど、それはもうそういうものだし、さすがにそこに噛み付けるほどの理想論は吐けません。