『サイン-法医学者 柚木貴志の事件-』

あ、これ1話完結じゃないんだ。だからタイトルが「事件簿」ではなく「事件」なのか。
てことは、戦隊後初のゴールデンドラマ出演が死体役かあ・・・解剖助手あたりにねじ込んでもらえなかったかあ・・・と思ったパトレン2号の横山涼くんですが、その死を巡る「陰謀」を暴くドラマになるならば、むしろこれはなかなかに大きな役なのではなかろうか。
しかもその人気アーティストを殺したと自首してきたスタイリストはジュウオウシャークの柳美稀ちゃんだし、南朋さんの弟子志願者がキョウリュウバイオレットの飯富まりえちゃんで、松雪さんの部下が仮面ライダー龍玄の高杉真宙くんと、なかなかに特撮色の強いキャスティングなのでウハウハです!!。木下ほうかもいるしな!。


・・・・・と言いたいところなのですが、覚悟してた以上に韓国臭が強くてなぁ・・・・・・・・・。
架空の施設(組織)とは言え日本法医学研究院の建物スタイリッシュすぎるし、主人公が無断で遺体を解剖室に運び込むのにそのスタイリッシュ空間のロビーを爆走してるし(どんな動線だよと)、執刀医が南朋さんからトオルちゃんに変わるとモニターに表示された執刀医の写真が変わるのはいいとしても遺体から取り出した心臓の画像なにあれ、どんだけハイテクだよw。それでいて肺に疾患があったかどうかを「証人(人の目)の有無」で確認するってなんだそれw。写真撮ったり組織片採取したりしないのかよとw。そんで松雪さんは女性初の捜査一課長を目指す「管理官」だそうですが、高杉くんみたいな若造以外部下が居なさそうだしってんで、いくらドラマだからと言ってもリアリティがなさすぎる。

ていうかキツイ上司に生意気な部下ってのを南朋さんとまりえ、松雪さんと高杉くんの男女逆転で並立させるところは目新しさを感じるものの設定的にはさして珍しくはないはずなのに、双方の間で交わされるやりとりがどうにもこうにも気持ち悪い。南朋さんとかパワハラ上司と呼ばれるような男なら(その設定嫌だけど)もっととことん口が悪い男にすればいいのに若い女に「それパワハラですーう」とか言われると丁寧に言いかえるのバカみたいだし、「・・・ドM?」とか呟いてんのとかほんっとに気持ち悪かったんですけど(でもお偉いさんの事情聴取?に向かう場面、トオルちゃんと会話してる時のだらしないスーツ姿でポケットに両手突っ込んでる姿はカッコイイのよー!)。

話のほうもライブ中に急死したアーティストってかアイドルなのか?の死因を警察と解剖医がグルになって捏造・隠蔽し、その背後には国会議員の存在があるとか馬鹿馬鹿しすぎて。

どんだけ人気がある設定なのかわからないけどたかが芸能人が死んだぐらいで、それが病死であれ事故死であれ殺人であれ、そんなものに国会議員が「権力」使って介入することなど普通はないわけで、でも劇中ではそれが行われている、ということはなにか理由があるのでしょうが、まさか森川葵が横山くんを殺した犯人で、木下ほうかを使って介入してきた国会議員はその父親、つまり娘の犯罪を隠蔽しようとしている・・・なんて胸糞話だったりしないわよね・・・?。
もし娘が犯人でそれを隠蔽しようとしているのだとしても、なにも死因を隠す必要なんてないしな。国家権力持ち出せるなら「事故による窒息死」として処理させればいいだけだし。

ていうか、トオルちゃんが血相変えて破棄しろっつっただろ!と怒りまくってた青い繊維(森川葵の部屋にあるぬいぐるみのもの)が「本当の死因」を証明するための証拠なんだろうけど、まりえが盗んできたことによりそれを南朋さんが確保したからといって何ができるというのだろうか。西田敏行が衆目のなかで再解剖を行いトオルちゃんの「捏造」にお墨付きを与えちゃったし、肝心の遺体はさすがにもう荼毘に付されてるであろうことを考えれば遺体の唇に不着していた繊維片があるからといってこの状況をひっくり返せるようなものだとは思えないんだけど。
でもトオルちゃんめちゃめちゃ怒ってたしなぁ・・・ひっくり返っちゃうのかなぁ・・・。それを楽しみに見続けていいのだろうか。


なんてことを考えてたら次回予告はぜんぜん違う話になるっぽくって、これはあれか、トレースみたいになかなか本筋が進まない(どころかそっちのけで単発話をやる)感じのやつか。
キャストは概ね好みなのでとにかく早く両コンビに慣れたいと切実に思うのだけど、あれちょっと待って?南朋さんが飛ばされたのって埼玉医科大とかじゃなかった?警視庁の管理官である松雪さんとこの先どう絡むんだ?韓国はどうか知らんが日本には「管轄」というものがあるんだぜ?。