『初めて恋をした日に読む話』第8話

山下くんリタイアの経緯が斜め上すぎてwww。
国会で取り上げられるような問題の背後で「好きな人の幸せ」のために山下くんが暗躍してるとかどんなドラマだよwww。

「一生忘れられない男になるならいいかなって」「一生忘れないよ」とかこっぱずかしいお別れシーンやってたけど、確かに元ヤン教師が政治家に転身ってのは票集めの材料になるだろうけど、身一つで政治家になるわけではなく大物議員の娘と結婚してその地盤を継いで政治家になるって話なわけで、しかも一旦離婚してもう一度結婚したとかむしろ悪印象を持たれるんじゃないか(それ狙いでの再婚だと)としか思えないんだけど、高校時代ならともかく今の順子がそうまでするほど価値のある女だと思えないので山下くんはバカだなあ!としか言いようがないぞw。

(順子以外の女の気持ちなんてどうでもいいドラマであることはわかってるけど、山下くんのこの決断について「元妻の気持ち」が一切描かれないのは逆効果というか、山下くんの魅力を削ぐ結果になってしまったように思うなぁ。一度「他に好きな人がいる」とハッキリ言ってるわけで、それでも結局復縁するということになったなら、二人の間でどんな話をしたのか、元妻に対して山下くんは「他に好きな人がいる」ことについてどんな説明をしたのか、それに対し元妻はどう答えたのか、そこは描いたほうがよかったと思う。
病院のロビーで「好きになりたいと思ってる」「ちょっとは好きになってくれた?」「なったよ」ってな会話があったけど、この会話の意味するところは「好きになりたいと思ってる」とかつて元妻に言ったから春見の気持ちがわかってしまった山下くんは春見を諦める決心をしたのでした・・・ということではなく、「好きになりたいと思ってる」と言われる側の気持ちを知ったことで自分が元妻に何をしてきたか、どんな思いをさせていたのか思い知りちゃんと向き合わないといけないなと思った・・・ということであるならば、「もう一度好きになってもいいかな」とかさ、春見にではなく元妻に対する山下くんのケジメを見せてほしかった)


一方3年間のロシア行きを持ち掛けられた雅志ですが、従兄弟である自分は順子にとって『男として無色透明の存在』であることをちゃんと理解してたんだな・・・。いつの時点でそれを理解したのかわかりませんが、理解してもなお一途に順子を想い続けるとか雅志も・・・バカというか、哀れだよなぁ・・・。
ていうか雅志はその高スペックから女にモテることはモテるんだろうけど、相手の格好を考えず(気遣いせず)牧場に連れて行くのを見て、女が寄ってはくるけど去っていくのではないか・・・と思った次第w。山下くんは順子に「スカート履いてくるな」と事前に言ってくれたでしょ?男としての雅志に欠けてるのはそういうところだよ!(ユリユリのフォローはかんっっっぺきなのにねえw)。


ラストが近くなったところでまずは山下くんが、続いて雅志が離脱する・・・ということになりそうですが、ただ諦めるのではなく、「順子の幸せ」のためだけではなく、二人ともユリユリのことを考えて、一人の若者の将来・人生のことを考えてくれてるってところがこのドラマがただの逆ハーレムドラマではない理由だよね。雅志と山下くんがユリユリにとって恋のライバルだけど人生の先輩でもあるからこそ(ユリユリの「受験辞める」宣言に対し、立ち直らせたのは山下くんの献身と雅志の励ましであって順子自身は泣いてただけでなんにもしなかったのはさすがにどうかと思ったけど)、わたしはここまで楽しくこのドラマを見続けてこれたのだと思う。