『4号警備』

冒頭のセインカミュの警護をする場面、窪田くん単体はともかくずっとこのノリだったらキツイな・・・と思ってたんだけど、水橋研二が登場してからは落ち着いて見られる感じで心底ホッとしたわ・・・。
犯人とか動機とかそれを調べるのは警察の仕事であってあくまでも依頼を受けた範囲で出来る限りの警備をするのが4号警備であるというスタンスにせよ、ほんとに遺産相続が動機であるならばこんなあからさまな『殺人』するかよと、親族の誰かが犯人(殺害を依頼した)ってバレバレだろという脚本の雑さはそれとして、水橋研二演じる依頼人と窪田くん演じる朝比奈のぶつかり合いと歩み寄り、「意地」という言葉(思い)で繋がる二人の関係性というか距離感というか、そこはなかなか良かっただけに、依頼人の台詞で説明しちゃうのではなくもうちょっと二人の演技でそれを描いて欲しかったけど、とりあえずは朝比奈と獅子丸こと石丸が組んでの初仕事であり、ここからバディになるスタートラインとしてはこんな感じでいいのかな。
・・・と思うんだけど、でもバディとなった二人がこの先セインカミュを守ることになるんだと思うと萎える・・・・・・。
それはともかく(セインカミュのことは早く忘れるんだわたし!)、初回から早くも警察を辞めて警備会社に入った理由であろう朝比奈の“過去”を見せてきたのに対し、石丸については金魚に餌をやり孤独な食事を取る姿が描かれただけだったけど、朝比奈と石丸それぞれの「物語」のバランスってどんな感じになるんだろうなぁ。麿赤兒賀来賢人といった関係者含め要素盛りまくりの朝比奈に対し石丸は“人間が好きじゃない”ということだけでは弱いと思うんだけど。人間が好きじゃない石丸から見た朝比奈の物語ということであればこの初回でも納得なんだけど、そういう感じじゃなさそうだよなーと。
要素てんこ盛りだけあって窪田くん演じる朝比奈は「窪田正孝フルコース」になりそうですが、ほんと欲深くて申し訳ないのだけれどNHKが作ってるわけだし窪田くんPVドラマで終わってほしくないんだよー!。窪田くんだけ良ければいいとはもう言いたくないんだよー!。
だからこそ北村一輝演じる石丸の扱いを間違えないでいただきたく!!!。
あと賀来くんの悪役には全力で期待してます!!!。