『仮面ライダー鎧武』第25話「グリドン・ブラーボ最強タッグ」

タイトルからして初瀬ちゃんの身に起こったことを知った城乃内が「俺のやるべきことは初瀬ちゃんの仇を取ることだ。初瀬ちゃんの代わりに俺が戦う」と変身し、そんなグリドン城乃内に「貴方の背中はアタシが守ってあげる。地獄まで付き合ってあげるわ」と言って背中合わせになるブラーボ凰蓮とかね、そんな感じになったらいいなーなんて思いながら見てたんですけどね、やっぱ違ったよねー。
チームメイトだと思ってた女子が他チームと仲良くしてるどころか自分の悪口言いまくってるのを聞いてしまったことがキッカケで自分探しモードに入ってしまった城乃内・・・はまぁ(どうでも)いいんだけどさ(合同ダンスイベントの時は「あ!城乃内さんだー!」と笑顔で駆け寄り手を引いて輪の中に入れてくれた眼鏡っ娘にあんなこと言われたらショックだろうなーとは思うけど)(てかそこで一緒になって悪口言うヒロインって・・・)、「初瀬ちゃんとツルんでた頃がいちばん楽しかったなぁ・・・」って『何も知らない(教えてもらえない)』城乃内に対し、その初瀬ちゃんが変わってしまった場所で、初瀬ちゃんが変わる様子を目撃した奴らがなんかふざけたバトルしてるのってどうなの?。初瀬ちゃんに言及した流れが最終的にギャグ描写になるってどうなんですかね?。なんのつもりなんですかね?。
多分今回って、ブラーボがクラックを認識し単身ヘルヘイムの森へ入るための話だったと思うのね。ブラーボ退場の前フリかもしれないけど。
もはやブラーボとグリドンは本筋には関係してないと言い切っていいと思うんだけど、それでもインベスがクラックから出現することを知ったことで(ていうか今の今までほんとにビートライダーズがインベス召喚してる(ビートライダーズのせい)だと思ってたんですね・・・)ブラーボの立ち位置は多少なりとも変わるだろう。であれば城乃内にもまた“キッカケ”を与えてもいいと思うんだ。
どうやら今回の話で城乃内の中で何らかの答え・・・なのかなぁ?『本物』になるための取っ掛かりのようなものが見つかったようなんだけど、わたしにはよくわかんなかった。なんだかんだで自分のことを考えてくれてる凰蓮さんの言葉がそのキッカケ・・・ってことのようだけど、仕事(店)ほったらかしてアンチビートライダーズ活動する姿しか見てないから凰蓮と城乃内の間に何らかの感情が芽生えてるとかいわれても「あーそうなんだー」って棒読みで答えるしかできないしさ、そんなことより初瀬ちゃんのことがあるじゃないかと思っちゃう。今回この流れで初瀬ちゃんのことを城乃内に知らせなかったのは、師匠・ブラーボに何かがあって、さらにかつての仲間・初瀬ちゃんのことを知ることで城乃内グリドンが本格覚醒するってな展開が待ってるからかもしれないけど(だったらいいなーと思う反面、今更城乃内が覚醒しても素直に喜べない気もするわ。鎧武との戦闘力に差がありすぎるし)、それでもここで初瀬ちゃんのことをこういう扱いにしたという事実は消えないわけで、この行き当たりばったりな作劇の原因はどこにあるのか。
なーんて考えては見たものの、これ箸休め的な意味合いの回なんでしょ?。だとしたら考えるだけ無駄か。
てか今回のインベスが大量出現する様子、クラックからわらわら湧き出てきてんの一般市民にばっちり目撃されてるようにしか見えなかったんだけど、横断歩道の上はアウトでこれはオッケー(対策講じなくていい)である理由がさっぱりわかんねーわ。スカラーシステムとは一体なんだったのかと。
一方プロフェッサー陣営の前にはサガラが姿を現し『禁断の果実』について語ったと。それは戦極凌馬が立てていた仮設とおおむね合致してて、さらなる補足として語られたヘルヘイムの世界が地球に齎すモノに凌馬さん大歓喜してたけど、そんなプロフェッサーにシドと湊さんはやや引きしてたっぽいから二人の中でもしかしたら何らかの変化が起きてる可能性があるけどまぁ今のところこの三人の目的は「禁断の果実を手にすること」でありそれは「たった一人」であるってことでいいんだよね?。
ていうか以前会議に参加してたサガラは最初はモニター越し、2度目はホログラムとしてだった記憶があるんだけど、今回は椅子という物質を回転させてたしそこに“存在”してるように見えたのよね。それに戸籍がどうの銀行口座がどうのと話してたってことはユグドラシルはサガラを「人間」として認識してるってことだと思うのだけど、でも話するだけしたら消えた。ちゃんと肉体を持ってそこに存在してた(そう思ってた)相手が目の前で消えたことについて三人はどう思っているのかと・・・。この作品の世界観的には、というかユグドラシル的には、これが“技術”として確立してるというか認識してるというか、とにかく不思議なことではないのか?。禁断の果実はそれとしてサガラについてももっと興味を抱いたほうがいいと思うの・・・。というよりもそんな素性の全くわからない、人間なのかどうかすら分からない相手の言うことを鵜呑みにするなよと・・・。
で、やっぱりこの場に居ない(この場に立ちあわせてもらえない)貴虎さん。オーバーロードの存在を知ったからには貴虎さんがプロジェクトリーダーを務めるプロジェクトアークも修正の必要があるんじゃないかと思うのだけど、どうなるのかなぁ・・・。


そしてどうなるのかなーと言えばミッチ。もはやザックの前ですら愛らしい末っ子キャラを忘れ紘汰に対し刺々しい言い方しちゃってるミッチ。次回でついに紘汰さんと決別するっぽいけど「ミッチとしていられる場所を守りたい」というミッチにとっての“理由”はもうなくなってしまうであろうわけで、ミッチがどうなっちゃうのかしんぱいだよー。