『劇団☆新感線2012年春興行 いのうえ歌舞伎 シレンとラギ』@青山劇場

お目当ては北村有起哉だったはずなのに、藤原竜也もいるってのに、全力で高橋克実にメロりにメロってしまった・・・。わたしが普段よく見るレベルの作品では大抵物販にブロマイドがあったりするんだけど、もし克実ゴダイのブロマイドあったらメートル買いしてもいいぐらい・・・。知らないっ!わたしこんな克実なんて知らないっ!毎朝見てる(いや録画だけど^^)丸眼鏡かけた頑固ハゲとこれが同一人物だなんて断固認めたくなーーーーーーーい!!ってハゲ言うなw。
いや、克実が何気に格好いいことは知ってるんですよ。某後白河さんとW主演だったドンキホーテの時とか普通に格好良かったしね。でもこのゴダイという男(役)はちょっともうレベルが違うカリスマなのよ。“新感線の舞台上で悪役をやる古田新太”よりも格好いいと言っても過言ではないと言えばどれだけ凄まじいか分かります?。
ゴダイは南国を治める教祖様なんだけど、暗殺者・シレンの毒によって仮死状態に陥ったが20年ぶりに目を覚ますのね。でもその後遺症から退化してしまい、かつてのカリスマ性はない。そこへ今度こそ任務(暗殺)を成功させるべく再び南国へやってきたシレンが使った逃亡用の毒を吸い込み毒をもって毒を制しかつての自分を取り戻すんだけど、この瞬間がマジすごいの。さっきまでは眉尻下げたふにゃふにゃ顔でヘロヘロしてたのに、表情のみならず纏う空気をガラっと変えて強烈なカリスマオーラを放出させるのです。それは古ちんやじゅんさんや聖子さん、有起哉に竜也という“舞台人”たちをも圧倒するほどのオーラなの。
正直「人類みな神の椅子」(超ざっくりとしたまとめw)というゴダイ教の教義は意味がわからないんですよw。詐欺とどう違うのかと思ってしまうぐらいわからないw。でも克実ゴダイ様の圧倒的な存在感というか迫力というか、そういうものでものすごい説得力が生まれんの。そのギラギラな色気に絡め取られてしまうの。なんなの!?なんなのっ!?なんでこんなカッコいいの!?ハゲなのにっ!!。
・・・とまぁいきなり克実のことを書いてしまうほどゴダイ様が素敵でした。蹴られたい。そして座られたい。←ただのゴダイ教信者(笑)


公式を見た程度で事前に何の情報も入れずに観ましたが、南北朝を髣髴とさせる日本のようで日本ではない架空の世界が舞台なものの、永作さん演じるシレンがかつてゴダイの子供を産んだことがあるという事実と、それから経過した時間を合わせて考えると早々に“これオイディプス王だよね?”と思い至ってしまうので、そういう意味での驚きはなかった。ていうかシレンの所属が「狼蘭族」キタコレ(笑)。共通の何か(キーワードとか)には気付かなかったんで世界観的には特に繋がりはないと思うのですが、狼蘭族と言えば堺さんのサジに太一の刀衣(蛮幽鬼)ですが堺さん-太一-永作さんって、なんか統一感あるよね、ビジュアル的に。俺、狼蘭族好み(笑)。
で、主人公(ラギ)が父(ゴダイ)を殺し母(シレン)と通じるだけでは新感線(いのうえ歌舞伎)の売りであるチャンバラを入れ込めないので当然対立する『敵』の存在が必要になるわけですが、それを担うのが古田新太演じるキョウゴクになります。悪役の古田新太は大好物なんだけど、でも今回はちょっと・・・・・・・・・・・・・・物足りなかったかなぁ。『アイはコロシアイ』というテーマで描かれる今作のキーワードをあげるならばズバリ『近親相姦』だと思うのですが、キョウゴクもまた血の繋がった娘を愛してるのね。娘としてではなく女として。ついでに言うと妹もまた兄を愛してる(結果的に血の繋がりはなかったけど、あったとしても迷いなく愛したはず)。キョウゴクはその想いに気付いてる上で自分と娘の幸せのために南国と北国の間を行ったり来たりするってのはいいんだけど、その心の動きがなんていうか・・・・・・・・軽いんだよね。シレンとラギがそれぞれ抱える業の深さ、想いの強さに比べて、キョウゴクが娘に向ける想いが表面上のものにしか感じられない。だから自分ではなくラギを選んだ娘を“アッサリ”捨てる(諦める)ように見えて、だからと言ってそこまで娘の存在に代わる理想とか野望とかそういうものがあるとは描かれてないので、ラスボスとしての存在感がどうしたって薄まってしまう。娘にフラれてやけくそになってるようにしか見えないんだもん。そんなラスボス倒したってカタルシスは得られない。古田新太の迫力は文句なしなんだけど、とにかくキョウゴクつえーんだなってことは見てわかる存在感なんだけど、うーん・・・うーーーん。
ていうか、シレンとラギとゴダイとの関係が明らかになる衝撃の1幕ラストから、ゴダイがラギに自分を殺させる流れが強烈かつ鮮烈すぎて、それと比べちゃうと相当な物足りなさを覚えてしまうのです。言い方を変えるとラギがゴダイを殺す場面がこの舞台のピークで、あとはもうゆるやかなくだり坂ってな作りなんですよね。てか2幕はもう完全にシレンとラギの話だからキョウゴクの入る余地ってないんだよね、本来。それでもそれなりに成立させてしまう古田新太はやっぱすげーんだけど。
血と血が引き合ったシレンとラギの骨肉愛は『親子の証』である毒消し効力のある血を使い人々を救い続ける=『人として生きる』ことで浄化され昇華される・・・・・・というラストありきで作られているようなので、盛り上がりという意味での“頂点”をラストに持ってくるわけにはいかないってことは理解できるんだけど、人々の魂(命)のように思える白い紙吹雪が舞い散る中、シレンとラギが歩く道には紅い紙吹雪が床から上空へ向けて血しぶきのように吹き上げ、それは人として生きるためにシレンとラギが流し続けるのであろう血を思わせるというラストは儚くそして美しかったんだけど、感情が揺さぶられるかどうかというとそうでもないというか・・・まぁ・・・・・・要するにこの後味が好みかどうかっつったらわたしはそうでもないかなと。
てか狼蘭族の血はそれだけ“濃い”ということなのだろうと脳内補完はしましたが、狼蘭族の中でも剣使いとか武術使いとか特性があって、毒使いの特性を持つ家に生まれたシレンは毒消しの力を持つために子供の頃から様々な毒を少しずつ飲まされ続ける中で耐性をつける(子供だから毒を飲まされたら当然死んでしまうが、その中で生き残った子供だからこそ毒使いになれる)という暗殺者として壮絶な育てられ方をしてきたわけで、その厳しさこそが狼蘭族を狼蘭族足らしめているということだと思うのだけど、これまで特別毒耐性を持つための訓練をしてこなかったはずのラギがシレンと血が繋がってるってだけで同じ毒消し能力を持ってるってのはちょっとご都合展開かなーなんて思っちゃったんだよね。いくらキョウゴクに斬られ瀕死状態に陥ったときにシレンの血を分け与えられたのだとしても。
あと2幕のシレンの心情を悪夢の形で見せたシーンで確かシレンがおなかを押さえたと思うんだけど、その時もしかしてラギの子孕んだ!?と思ったんだよね。そういう可能性も無きにしも非ず、だよねぇ?。そう考えたら二人が旅立つラストは更なる地獄への道に向かおうとしてるとも思えるわけで、人として生きるのはいいけどお前らの中にある相手への「愛」はこれでなかったことにできるのかよ??ってか、肝心なところはぼかしたまんまでなんか格好いいこと言って誤魔化されちゃったような気も。まーこれはいつものかずきさんと言えばそうなんだけど。
とまぁトータルとしてはこんな感じです。
あ、渋めの色合いのセットを載せた回り盆を効果的に使い、映像少なめの演出はシレンとラギの世界観に合っててすごく良かった!。水墨画のような背景だから、綺麗な青や緑、布の柔らかさ、きらびやかでゴージャスなんだけど原色ではなくラメが入ってメタルっぽく見える各種衣装が映えるし、“見た目”としては文句なしでした。


キャストはみなさんさすがの安定感でござった。
久々に勢ぞろいした劇団員さんたちってかもう古ちん・じゅんさん・粟根さんが剣を向け合ってるってだけで俺満足でした。ワンシーンだったけど。
ていうか古ちんとじゅんさんとがここまで『がっつり絡む』のはやっぱ嬉しいよねー!。ええ、 文 字 通 り ガッツリ絡むんですよ、この二人(笑)。今回は客演が揃いも揃って全く笑ってくれない(笑ってはいけない)人たちであることに加えて古ちんも原則(笑)厳しいお顔を崩してはならないので必然的にじゅんさん演じる南国の将軍・ダイナンが笑いを担うことになるわけですが、笑いながらももう共感・・・・・・とは違うか(笑)、ダイナンの恋を拳握って応援したくてたまらなかった。白い一厘のお花をもってモジモジしながらキョウゴクへの愛を必死で伝えるダイナンかわいいかわいいかわいいよおおおおお!!。
え?キョウゴク??と思いましたか?
そうです!今回のじゅんさんは古田さんにガチ恋してる役でございます!!(笑)。
じゅんさんダイナンがストッパーかなぐりすてて古ちんキョウゴクへの愛をまさに体当たりでぶつけ、それを薄ら笑いしちゃいながらもクールに受けて流す古ちんキョウゴク。やっぱこれこそが新感線だよね!!とニヤニヤしながら思わずにはいられない。この様々な愛が描かれている物語の中で、誰よりも純粋に人を愛したのはじゅんさんダイナンだと思うぜ!。愛する人と子供を作りたかったのに、惨めに裏切られ無残に殺されるダイナンはわたしにとってある意味主役(メイン)でした。ダイナン・・・・・・・・・あの世でキョウゴクと幸せになれよ(´;ω;`)。
笑わない相手に全力でぶつかるといえばゴダイの娘役のさとみちゃんも(笑)。もう『潮干狩り』というワードを聞いて笑わずにはいられねーよ(笑)。
聖子さんはその母親=ゴダイの妻・モンレイ役。現在放送中の大河ドラマの美福門院得子様ばりに策略めぐらすのかと思いきや、旦那の意識がないことをいいことに愛人である右近さん演じる生臭坊主・ショウニンと愛欲の日々を送る女ってだけで最初はちょっと拍子抜けしたものの、ゴダイを殺し後継者の座についたラギによって教団を追われた後、起死回生の切り札にすべく助けたはずのシレンに憐れまれ、娘とともに絶対這い上がってやると誓うくだりはさすがの存在感でした。
一番おいしかったのは間違いなくヒトイヌオ役のサンボくん(笑)。わんこ着ぐるみで四つんばいって時点でズルイのにw、サングラスかけてハードボイルドでありながら犬笛には無条件で従ってしまうとか美味しすぎてアワアワしたわよw。
あ、あと仁さんは牛再び(笑)。
あとあとなんで出てないの前田さん・・・・・・・・・・・・・・・・の代わりに川原さんの相棒ポジションに入ったインディさんもなかなかカッコよくて目を引いた。
粟根さんはアホな王様を適当に持ち上げ裏で実権を握ろうとしている小悪党のモロナオ役で、もちろん眼鏡。メガネ執権鉄板すぎる。基本妻であるカナコさん演じるヨリコと弟であるメタルさん演じるモロヤスと大中小トリオというかセット扱いなんだけど、この人ら黙ってたら結構格好いい(見映えがする)んだよなーw。元々はキョウゴク、ダイナン、有起哉演じるシンデンと4人でゴダイを支えてたとか言ってたように記憶してるんだけど、無口だけど腕は抜群のキョウゴク、同じく武闘派だけど心は乙女(笑)なダイナン、くそ真面目なシンデン、そして小悪党モロナオが仲間としてどういう日々を過ごしてたのかちょっと気になるw。


有起哉演じるシンデンは立ち位置とか性質的にはメタマクの役と同じような感じなんだけど、メタマクの時は無骨エロフェロモンだしまくってたのに対しこっちはただの中間管理職でなぁ・・・・・・。役としては完璧に演じてると思うし、シレンに見せるほのかな愛情とかラギ改めロクダイからお前なんかもういらないと言われた絶望とか、細やかな感情も見て取れはしたんだけど、如何せんこのシンデンという男が真面目なだけのつまんない男なのよ。ていうか別にいなくてもよくね??って思うほどなのよ。有起哉は宴会部長としてキャスティングされたそうなので(笑)、この程度の役でもキャスティングする意味はあるのでしょうが、それファンには直接関係ないしね^^。思いのほか克実が素敵だったからいいもののそうじゃなかったら笑顔でキレるレベルだもん^^。せめて檻から出てきたシレンを組み伏せるぐらいしてもよかったのにー。そんで組み伏せたものの出来なくて、結局「コロシアイ」するしかないってな流れだったら有起哉のフェロモンもちょっとは浴びることができただろうにー。


新感線の救世主、三宅さんはアホの子wwwwwかと思ったら確変キターーーーーーーーーー!と思ったらやっぱりアホの子・・・・・・なんだよね?(笑)。でもこちらもまた先代王の血を引く息子だというだけで王になることを“指示されて”、キョウゴクに教えられるがままに格闘術を身につけ、キョウゴクに唆されるがままに(一応)腹心であるモロナオトリオを殺し、そして大好きな母親をも手に掛けてしまう。とにかく“言われるがまま”に生きることしかできない哀れな虫好きの王様・・・・・・・・・だと思うとちょっと哀しくなってしまうのですが、でもやっぱりアホの子なんですよ(笑)。キレッキレの回し蹴り等こちらも持ち味は存分に出されてるものの、このギセン王もシレンとラギの物語には直接関係しないので飛び道具的な扱いでしかないのが勿体なかった。無邪気に大量虐殺をやってのけた後、キョウゴクに「もう王じゃなくていい。好きなだけ虫を取って暮らせ」と言われワーイ\(^o^)/と喜びながらいずこへと駆けてったけど、仮にも王族として生きてきたアホの子が果たしてたった一人で生きていけるのか?と思うわけで、ギセンに関しては結構投げっぱなしだよなぁ・・・なんて思ったり。まぁアホの子なりにワイルドに生きていきそうではありますが(笑)。


キョウゴクの娘でありラギの妹だったミサギを演じる石橋杏奈さんは父である古ちんキョウゴクに抱きしめられてるのとキスされそうになり寸前で拒む場面しか記憶になくて^^、感想としてはまだまだ古ちんエロイわ〜!と思わせてくれてありがとうとしかw。血が繋がっている正真正銘の兄様だと思っている時から悩むことなくラギに恋焦がれていたわけだからさすがキョウゴクの娘というか、清純そうに見えるけどこの娘もまた狂気を抱えてるはずなんだけど、そういうものはあんま伝わってこなかったかな。もう少しこう・・・本能的に男の情欲を掻きたてるような色気でなくとも隙というか緩さというか、そういうものが見えればキョウゴクの心情にもうちょっと深みが出たんじゃないかなーと。まぁこれは基本アテ書きであるかずきさんの脚本にそういう要素が含まれてなかった=石橋さんはそういう女優さんですってことなんだろうけど。


ゴダイ様克実に関しては冒頭でカッコいいカッコいいいいまくったのでもういいですよね(笑)。歌舞伎風に言うと、とても素敵な色悪っぷりでございました。克実見る目確実に変わった。
ああでもいっこだけ残念なことがあって、自分の身体に刃を突き刺した息子にお前が俺の跡を継ぐんだって言うんだけど、「ロクダイ」としてってのはどうかと(笑)。南北朝だしゴダイは後醍醐から来てるとばかり思ってたんだけど、え?ロクダイ???って一瞬まがおになっちゃったじゃないの(笑)。


永作さんはまぁカッコいいっすわ。ちっちゃい身体から誰よりもたくさんの殺意を放出してて、毒使いでありながらまるでグルカナイフのような存在感だった。
わたしは永作博美という女優は嫌いではないものの同じ“女”としては好きではない・・・というか友人にはなれないなぁ・・・ってな思いを抱いているわけですが、その女としてのわたしが嫌いな“年下男にモテそうなオーラ”(笑)がもう全開で、アラフォーでありながら20代前半のピチピチイケメン(息子)を夢中にさせるだけの説得力がありまくり。『年上だけどカワイイ』『強いけど守ってあげたくなる』・・・・・・俺には皆無の要素だよねコンチクショー!。他人を寄せつけない潔さであり凛々しさを持つシレンなんだけど、決してとっつき難い感じはしないの。可愛さが隠しきれてないの。人を殺すしか能がない運命を必死で受け入れ必死で自分を保とうとしてる痛々しさがもう小っちゃい身体からダラダラ流れちゃってんのね。そら男になりたい男の子はイチコロですよ!。
つーか竜也との身長差まじやばい。つーか童顔竜也と並んでも普通につりあっちゃうとかまじどんだけだよと。


竜也はエロイ。藤原竜也ちょうエロい。立ち姿とか動きとかはそうでもないんだけど、女口説いてる時はもちろん、自嘲気味にささやくセリフがとにかくエロいの。例えばシレンが以前ゴダイの子供を産んだことを聞かされ「・・・子供、いたんだ」とか、「あたしを変えてくれるって言ってくれた人がいたんだけどね」というシレンの言葉をそれが自分のことだとわかった上で「へえ、そうなんだ」と薄ら笑いで言うのがまーーーーじエロい。なにこの全力で傷ついちゃってる感じ!!。もう誰よりもナイーブでアンニュイなのよー><。それなのに口説くのはお手のモノ感も凄まじく(笑)。ダメだっつってんのに距離を一気に詰めてきて、気が付いたら手を取り抱きしめ耳元で囁いてるというこの手馴れた感じはラギとしてどうなんですかいのうえさん!(笑)。
染や太一、それからつっつんの色気が技術の延長線上にあるものというか、役者自体は別にそうでもないけど舞台上で演じる役によっては壮絶な色気を放出するのに対し、竜也は次元が違うんよ。どんな役であっても女と絡むとたちどころに色気がダダ漏れしてしまうの(笑)。そしてこういう愛に悩み苦しみ、愛故に怒りや憎しみを爆発させる役だとそれが最大限に発揮されるわけでさ、いやーーーーーー、エロかった(笑)。悩み苦しむ様がとにかくエロい(笑)。「愛とは殺しあい」なんて中2セリフをこうまでサラっと格好良く言い切れるは竜也ならではだと思う。
なんでも新感線に出て欲しい人アンケートで常に名前が挙がっていたとのことで、新感線的にはまさしく満を持してのタイトルロールに藤原竜也!!と言ったところでしょうからその魅力=エロスを思う存分発揮してもらうためのこの世界観でありラギという役ということなのでしょうが、確かに強気だけど繊細で、まだまだ少年のような顔つきでありながらも男らしい肉体に真っ直ぐな若さと手馴れたエロス(笑)が同居するラギとして竜也の魅力は余すところなく出てたとは思いますが、でもそういう竜也は他でも見ることが出来る・・・・・とも思うんだよね。せっかく新感線で竜也を見られるならばわたしはもっとバカだったりアホだったりする竜也が見たかった気もするなぁと。バカ役でもアホ役でもエロイ竜也が見たかったかなーと(笑)。なので次の機会に期待します!。