『私立バカレア学園』第1話

どっちかっつったらえーけーびー主導というか、えーけーびーの『相手』としてのズニアだと思ってたんで、初回のこの映像比率にはビビッた。
ていうか普通に二つの学校が合併するのかと思ってたのに、地域一番の不良高として名を馳せてしまったがために経営不振に陥った馬鹿田高校を再生させるためにお嬢様高校から選抜生徒を十数人(?)転校させ「共学」として生まれ変わらせるってな目論見のようで、つまり数的には圧倒的に男子>女子になるわけで、掃き溜めに鶴でありながらOP映像+初回ラストの挨拶描写からしてただのお嬢様たちじゃありませんよー的な、お嬢様が野獣の群れを変える的な、そういう話になるっぽい?。そのためにまず女子を受け入れる側の男子達を初回でまとめてある程度描き、女子はこれからじっくりひとりひとりの個性を見せていく、と。そういう意図なのかなーと思ったわけですが、でもそっちはどうでもいいんだ(笑)。
そんなことよりも、まず馬鹿田高校のアタマである慎太郎と二度のタイマンでも決着が着かない窪田くん演じるライバル高の番長ですよ!!。
ちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおカッコイイんだけどなにこれ!?なにこれなんなのこの子!?!?
窪田くんの右腕であろう阿部亮平くんを始め子分たちも馬鹿田の生徒たちも喧嘩することが楽しいってか、プライドとか譲れないものとか、喧嘩することで自分の中にある何かを守ろうとしてたり解放しようとしてたり、それはそれぞれ異なれど“俺だけの喧嘩魂”があると思うのね。でも窪田くんは一見そういうものがないように見える。何かのために戦っているわけでもなく、かといって純粋に楽しそうなわけでもない。まるで喧嘩マシーンのように見えるの。
どれだけ激しい口調で叫んでも、この子の言葉には熱がない。他人を殴る拳も蹴る足も、それから殴られる自分の頬や腹ですら熱ではなく冷気をまとっているようにわたしには見える。
だけど多分空っぽじゃない。多分この子は心のずーーーーーっと奥の方、そう簡単には手が届かないほど心の底に“何か”を抱えているのだと思う。
それが顕著に現れてるのが口を開いていないときの窪田くんの眼なのよ。周りがどれだけ熱くなろうが窪田くんの周囲だけは熱どころか音すらないんじゃないか・・・って思えるぐらい冷たく暗い眼をしてる。殴りあう相手だけでなく自分を傷つけることを厭わない、いや、むしろ殴りながら自分で自分を痛めつけてるような、破滅願望のようなものすら感じます。だから殴りあいながらもこんなにも空っぽな眼をしているのだと思う。
窪田くんが何を抱えているのか、なにがあってこんな窪田くんになってしまったのか、わたしはそれがとても気になります。
そしてそして、てっきりカトレア学院で女生徒たちの視線を釘付けにしている美貌の数学教師がピロキだと思っていたのに(数学教師はわたしの趣味ですw)、まさかまさかの慎太郎の兄ちゃんって!!!
学ラン似合わねえええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!(笑)。
ほんの一言のセリフですら舞台演技であったことよりも、学ランがここまで似合わないという事実に絶望しました・・・・・・。なんかもう犯罪の匂いしかしないよ・・・・・・・・・。あんまり早く大人になっちゃやだ><(もう立派な大人ですw)。
で、あの様子からしてピロキはお亡くなりになってるんだろうね。
かつてピロキはこの悪魔的な美貌と圧倒的な腕力でもって馬鹿田の堕天使と呼ばれ、この辺りどころか関東一円の不良どもの恐れと羨望の的だったんだよ。向かうところ敵なしだったピロキだけど、ある雨の日に轢かれそうになってる仔猫を助けようとして命を落としてしまった・・・
のだと思うのだけど!(笑)、できることなら関東中の不良どもの頂点に立つ美神時代のピロキが見たいもののそれはスケジュールやら予算やらで難しいと思うんで^^、とりあえずは慎ちゃんが毎回必ずお兄ちゃんのことを思い出してくれるようどこへ圧力かければいいですかッ!???w。
高木は大変いい高木です(笑)。これについては間違いない(笑)。