川上 稔『連射王』

連射王〈上〉

連射王〈下〉

終わりのクロニクルシリーズがかなり面白かったので、そのノリで安易に手をだした私が間違ってました。なんとなくゲームセンターあらし（懐かしっ！）みたいなもんかなーと思った私がバカでした。ハードル高っ！！攻略本！？かと思いきや、ゲームの名の下に何事にも無気力な少年が“本気”を知る“本気になれる自分”に気づく成長物語なのだろうとは思いますが、私には理解できない！だって私ゲームやらないもん。はい、終わった（笑）。
私もオタ気質ですから、ハマったら終わりだって分かってるのにそれでも執着してしまう気持ちは分かります。分かるんだけど、“本気で”ゲームやることを恥ずかしいと思ったり隠したりする必要なくね？世の中にはもっともーーーっと恥ずかしいものに執着してる人いっぱいいるのに（笑）。ていうか、明確な目標のある人生設計とゲームを“本気”で括って同列に語るなという気がするのは気のせいですか。
終わりの〜シリーズと受ける印象が全く違うことに驚きました。いろんなの書けるんだな、この人。