『救命病棟24時』第2話

やっと救命らしくなりましたよ。やっぱ進藤先生メインじゃないとダメだー。
かなり硬い作りでした。今後、物語を進める上で必要な情報であり心構えの説明的なものが主だったし、無慈悲ともいえる進藤先生のトリアージ(治療優先順位の決定をする作業)のシーンは、災害対策番組のようでした。血がドピューて出てたよ。実際に災害が起こった時にガタガタ騒ぐんじゃねーぞと教えられたような感じ。全員が被災者、医者も看護師も同じ被災者なんだってこと、忘れないようにしようと思った。


河野病院はそういうポジションなのか。院長(平田満)は思ってたのと逆の設定だったんだ。もっとヤな奴なのかと思ってたんだけど、人望厚い町医者って設定でした。いきなりやってきた進藤先生の指示にも一生懸命従うし。それは進藤先生の技術と判断が凄すぎるから、圧倒された勢いでってのもあるんだけど。
その河野病院に足を痛めた妻を背負って仲村トオルがやってくるシーン、東京なのに誰ともすれ違ったりしなくって、殆ど廃墟な感じだったんだけど、そんなわけなくない?東京ですよ?力入れてるところと、ちょっと手抜いたところの差が激しいな。仲村トオル演じる政治家はあまりにもステロタイプすぎ。進藤先生との対比で分かりやすくしてるんだと思うけど、なんか浅いなー。もっとオッサン議員ならともかく若手議員だからな・・・それほど政治家の権力みたいなものに馴染んでないと思うんだけど、あの人物の地ってことなのだろうか。
菜々子が勤務する病院もエライことになってまして、主にこっちサイドで救助する側も被災者であり、家族や大切な人がいるんだということを描く方向なのかな。おひげ先生を先頭にどんどん職員が帰宅してしまう中、職務と連絡のつかない婚約者を案じる気持ちで揺れる菜々子なわけですが、全く伝わらず。全然顔変わんないし、焦燥感ゼロ。菜々子のシーンになると一気に緊迫感がなくなるのはどんなもんでしょ。
1話では、あまりよくないんじゃないかと思った大泉洋ですが、徳井さんと合わせて清涼剤として機能しそうな感じですね。
インターン役の川岡大次郎はほとんど出番なし。必要ないんじゃないかってなぐらいだったけど、実家の病院に進藤先生がいるし、そのうちなんかあるんでしょ。
弟さんのオグリッシュはママを探しにスーパーに飛んで行きました。反抗しつつもやはり次男。マザコンのようです(脳内イメージ)。このスーパーがまたガラーンとしてて、手抜きでした・・・。スーパーだぞ、もっといっぱい人いるだろ。進藤先生の治療シーン以外はやっぱりちょっとショボイな。来週から大混乱するであろう菜々子の病院のセットにかなりの予算をかけてるらしいので、潔いともいえるけど。


番組終わった瞬間、新潟で震度4の速報が流れました。タイミング合わせたわけでもないだろうけど、ものすごい効果的だった。一瞬、ドラマの一環かと思ったもん。マジで防災グッズ用意しなきゃなと思った。真剣に。