中村 ふみ『裏閻魔3』

裏閻魔3 (ゴールデン・エレファント賞)

終わっちゃった･････････。
発売初日に購入し、読みたくて読みたくてたまらないけどでも読んでしまうと終わってしまうので目に付かないところに隠しておいたんだけど（笑）、でもやっぱり早く読みたいので1.2とゆっくりじっくり時間をかけて読みながらこの世界観と閻魔と奈津と夜叉の想いに浸りつつ心の準備をし、ようやく読み始めた次第です。
そしたらいきなり朝の通勤電車を4駅乗り過ごしたし（笑）。我ながらどれだけ夢中なのかと（笑）。
さらに4幕のラストから結にかけてはもうページをめくるたびにこみ上げちゃって、「だろ？」の件ではもう堤防完全決壊で両目からボッタボタ涙零れるわマジ嗚咽出そうだわってんでこれヤベー！ってハンカチで目元と口元覆って堪えてたら周囲の人（あ、電車の中の話です）たちに大丈夫ですか？と心配されて恥ずかしいので次の駅で降りたというね（笑）。
もう何を書いてもネタバレになってしまうのですが、とにかく言えることは

完璧。

胎内に鬼を飼う死なず老いずの閻魔と夜叉の物語としても、永遠の青年を愛してしまった奈津の物語としても、考えうる限り最高の・・・・・・・・・ゴール、でいいのかな、この先もずっとずっとひっそりと、でもなんだかんだで人と関わり続けながら生き続けるのだろうし、とすれば奈津もまたずっと在り続けるのだろうと思うわけで、そう考えたら結末とかそういう言葉を使いたくはないんだけど（気持ち的に終わって欲しくないってのもあるし）、でもまぁ、3部作のゴールとしてはほんと最高の終わり方をしてくれたと思います。
3人のみならず、惠子と大河内、善彦（善哉）、皆藤一族、閻魔と夜叉に関わる人たちの物語も綺麗に纏まってるし。
ていうか白にゃんこの名前ヤバイから！！「結」がマジやばいほんっとにヤバイから！！！。

これ是非ともアニメ化して欲しい！！。実写化はダメ、絶対。
キャラデザがカズキヨネさんで、閻魔の声が・・・そうだなぁ、達央さんとか内山くんとかそんな感じで、夜叉は石田彰さん！！！！！（ここだけは絶対譲れない！！！）で、あと信正が小山力也さんで作ってくれたらBDBOX10セット買ってもいいですっ！！（笑）。