『モリのアサガオ』第1話

月曜から新枠作ってこういう作品を放送するテレビ東京が大好きです。どこぞの惨敗局はこの心意気を見習え。
柄本さんを筆頭に、死刑囚の人達の引力が心底恐ろしかったです。六平さんとか大福はおっぱいに似てるだの俺より先に執行されるのが5人いるからまだまだ生きるぜー!とか言ってるときは嫌悪感でいっぱいになり思わず「こんなやつさっさと死刑にすればいいのに」なんて思ってしまったのに、次の日アッサリと執行されましたと聞かされた瞬間主人公と同じく呆然としてしまったもの。
そんな六平さんと獅堂の話を初回で一緒に描いたのも効果的だったと思う。六平さんは欲望のままに女を犯し殺したことを反省してないどころか死の恐怖にも(表面上は)怯えてなかった一方で、チンピラ仲間をリンチで殺したことを悔やみ10年間謝罪の言葉をつづり続けた獅堂は初めて遺族から返事を貰ったことで更なる苦しみを抱えることになった。単純に比較できるものでもしていいものでもないと思うけど、どう表現していいのかわかんないからアホな言葉を使いますが、モヤモヤっとした気持ちになったし、そのモヤモヤは死刑という制度そのものに対するモヤモヤなのだと思いました。
これどういうスタンスでこのドラマを見るべきか悩むなぁ。死刑制度については考えたことがないわけじゃないし、作り物であるドラマを見て改めてどうこう・・・ってのはどうなんかなぁ?と思うし、だから過剰な感情移入はすべきでないと思うんだけど、でもこれから死刑囚役で濃い人たちがガンガン出るらしいし、主役こそイマイチだけど(どうしてもフジのイメージなんだもん)刑務官のメンツもテレ東本気だしすぎ!ってぐらい味ありまくりなもんだからどうしたって入り込んで見ちゃいそうだよなぁ。怖いわ・・・。
てかメインのARATAの色気はなんですか。長髪ARATA×日本刀だなんてわたし聞いてないんですけど。
冒頭で伊藤とARATAの友情の結末が描かれたので、その瞬間に向けて徐々にいろんなことが明らかになっていくという展開でしょうが、強盗殺人で二人を殺しその息子も傷付け夢も希望も奪った犯人が懲役12年で、その仇討ちをした息子が死刑って、その量刑の差は単純に納得いかないわけで、そこにどんな理由があるのか気になるなぁ。
でもねぇ・・・・・・・・・これ言ったらおしまいなんだけどさ、ARATAと友情を結ぶ相手が伊藤淳史ってのがねぇ・・・・・・・・・激しく残念w。絵的にモエられんw。てか柄本っちゃんに組み敷かれる伊藤淳史とかどこ向けよw(そういう目線でドラマを見るな!w)。