『銭ゲバ』第2話

内容が内容なだけに「面白い」という言葉を使うのを躊躇ってしまうのですが、他に適当な言葉が思い浮かばないので言ってしまおう。
やべええええええめちゃめちゃ面白いんだけど!!!!!
松ケン先輩の茜の耳を両手で塞いだだけの状態でとんでもないバリ本音を言うそのギリギリっぷりがたまらんわ。それも笑みを浮かべて!しかも続けてテラ甘い愛の言葉を!そんなテクをどこで覚えたんだ風太郎!!。しかもその一方で同じ瞬間、三國家の門をよじ登ろうとする桔平とかねwあーなんかもうとにかくゾクゾクしてたまらないわっ!!とりあえずメイドさん逃げてえええええええええええええ!!
茜の心をくすぐる言葉を吐いた後、トイレの中で「頼む茜!お前に全てがかかってるんだ!」と呟き祈りながらジタバタする風太郎がツボったんだけどw、この子って本来は母親のために優しい嘘がつける子なわけじゃない・・・たった1枚、それも自分が誰よりも一番良く撮れてる写真でさえも母親に負担をかけまいと我慢できる子なわけだよね。それがさぁ、こんな大人に“なるしかなかった”ってのがなんていうか・・・キツイよね。今だって父親に小さな仕返しした後で、きっと父親との唯一幸せな想い出であろうランドセル買ってもらった時のことを思い出しちゃって泣き喚いてしまうわけじゃない(風太郎の幼少時代にあんなにも“普通”の幸せな瞬間があったんだなと思うとマジで涙目になるわ・・・)。あとご飯粒を一粒も残さず綺麗に食べるところもなんかキュンとするのよね。「いただきます」と「ごちそうさまでした」の挨拶もちゃんとするし、それは貧しくとも人としてもっとも大切なことはちゃんと教えられてるってことなのよね。お母さんの教育の賜物なのよ。悪人と言えば間違いなく悪人なんだけどさ、なんていえばいいのかなぁ・・・憎めない・・・ってのとはちょっと違うんだけど、なぜか惹かれてしまうし多少の同情込みで共感できてしまう・・・ピカレスクもの(という言い方があるかどうか分かりませんが)の主人公としては文句ナシだなと。
写真と言えば、風太郎に似てるという定食屋の子の兄の写真をこの時点で見せなかったということは・・・・・・迫り来る刑事(宮川)から逃れるために身代わりにする・・・とか?そこまで直接的でなくともあの女の子が自分に投影してるお兄ちゃん像とかお兄ちゃんへの気持ちを利用することは確実だよね。うあーーーー、ドキドキするよおおおおお。

復讐される三國家の人間、特にミムラさん演じる緑さんの無意識な傲慢さもとてもいいと思う。仕事場に綺麗なかっこでノコノコ現われ仕事中の風太郎のことお構いなしに自分の要求を述べるところまではいかにもその種の人間なんだけど、格下の人間に仕事終わるまで待ってくれと言われあっさり引き下がるその育ちの良さというか天然?なところが異様にムカつくのよねw。思わずズタズタにしてやりたくなるというか・・・。風太郎の風体を見て態度を豹変させた父親はとても分かりやすい“金持ち”であり“人を使う立場の人間”なんだけど、無意識レベルでは絶対心の中で風太郎だけでなく妹をも蔑み穢い存在として嫌悪し、そしてそんな2人に優しくすることで優越感に浸ってるのであろう緑さんの自分でも気付いていない本音がいつ出るのかと思うとこれぞwktkですよ。


でさぁ、ちょっと思ったんだけどね、茜がこうも簡単に風太郎に恋をしたのは顔に傷があり自分の気持ちを分かってくれるからってのが一番の理由なんだろうけど、それ以前の問題として、目の傷以外は風太郎のルックスがさほど悪くないからだよねw。茜に対してはキモさ隠してむしろ饒舌だし。原作の風太郎絵みて軽く引いたんだけどw、具体的に・・・・・・例えばほんこんさんみたいなルックスだとしたらこうまであっさりと心を許さないと思ったw。茜も女なのよねw。