『ラスト・フレンズ』第10話「最終章・愛と死」

もうほんと毎回毎回ニシキド宗佑さんで釣りすぎですw。なんでそこで宗佑が自殺すんのさ・・・なに?いまさら罪悪感?お友達と仲良く写真に写ってる美知留の笑顔を見て「僕は美知留にこんな笑顔をさせてあげられない。泣かせてばかりだ」とでも思いましたか。いくら暴力で従わせても美知留の心は手にいれられないとようやく気付きましたか。それとも自分にはこんな友達がいないと思って寂しくなっちゃいましたか。これまでこんだけ非道なことしてきた男がそんぐらいで死ぬかっつーのw。だってエリ渾身の「男なら引きなさいよっ!」って叫びから引くと見せかけて実は・・・な罠(嘘)を思いつく男ですよ!?。てかなにあのサラサラとした綺麗な血はw。多分あれ手首切ったんだろうけど、あれじゃ死なんだろ・・・血の凝固力なめんなよ。手首切るなら切り落とせ。つーかそんなことよりそのウエディングドレスどっから持ってきたのさwwwww初見は酔っ払いながら見たもんで(飲みながら見たあと朝素面でもう一度見るのがいつものコースです)思わず宗佑さんがウエディングドレス着て死んだのかと思って、ちょwwwwwまじで変態wwwお前は美知留の嫁になりたかったんかwwwでもまぁわかります、美知留さんってなんかたくましいですもんね^^って吹いたんだけどw。ビジュアル的に映えるからだろうなとか、宗佑のそんな姿を見て美知留が「宗佑が私のことをそこまで本気で思ってくれてたなんて・・・」とか思う展開にするつもりなんだろうとか、僕はあの世で美知留と結婚するよと死んでなお美知留を縛ろうとする宗佑さんの腐った執念の現れなのだろうとか想像できますけども、いくらなんでも唐突すぎる。これまでで一度でもいいからドレスの存在を見せてりゃまた違うだろうけど、なんでこう陳腐なことばっかするかなぁ?そこらへんがネタドラマと言われる所以なんだけどさ。
美知留は同情の余地がまったくない心底アホ女ですね。いや分かってはいたんだけど改めて。この女って今はタケルが好きなわけでしょう?だとしたら荷物はシェアハウスに送ってもらって合鍵は送り返すからとかポストに入れておくからってことにすればいいじゃん。てかそうすべきだろ。何のこのこ会いに行ってんだっつの。心配してくれる瑠可の気持ちや何より自分のせいで怪我させて仕事もポシャらせたタケルの気持ちを考えろってほんと。それとも何?まさかまだ宗佑に未練ってか気持ちが残ってるってことなわけ?それとも一度は本気で好きになった人だから最後は笑って別れたいってことですか?もうなんでもいいけど結局ヤラレてるしね・・・・・・・・・どうしようもないよね。いや分かってはいたんだけどさ・・・。でさぁ、最初はもちろん本気で拒絶したんだろうし、好き好んでああいうことになったんじゃないんだろうなーとは思うんだけどさ、その後の「宗佑・・・」って呼びかけ方がなんかものっそい艶かしかったのね。心と身体は別ってやつかよ!と。んで瑠可たちに手を出さないのならこの先「何度でも宗佑とこうしてあげる」っての聞いてついに出たこの女の本性!!と思ったわ。ほんとに弱い女だったら「わたしのことは好きにしていいからその代わり友達にはもう何もしないで」って言い方をすると思うのよ。言ってることは同じなんだけどさ、言い方が真逆なんだよね。「こうしてあげる」ってもはや立場は美知留のが上じゃん。美容院の意地悪先輩に対する態度から(そういやあの先輩今回は出てこなかったけど、ほんとにいらなかったよな・・・)根っから弱い女ってわけじゃないってのは分かってたけどさ、それにしてもすごい言い方できる女なんだなぁ・・・。あ、そうか!宗佑が衝動的に自殺した理由は自分がこれまで大人しくて清楚だと思ってた美知留が「こうしてあげる」なんて淫乱台詞言うような女だって知ってしまってショックのあまりだったとしたら納得だわw。


あとほんと酷いと思ったのは、瑠可の秘密を、瑠可の美知留への想いを美知留が“たまたま立ち聞きで”知るってこと。重要なことを立ち聞きで知っちゃうってほんとよくあるパターンだけどさ(そういやリットルでニシキドさんが演じた遥斗さんも何度も立ち聞きしてたなぁw)、瑠可と美知留の間だけはやめて欲しかったわ。これってこのドラマの肝なのに。あんな内容の話をそうそう大声でするとは思わないからきっと小声で喋ってたんだろうとは思うけど、それでも外に聞こえてしまうほど音の通りがいいのなら(だとしたらエリとオグリンのイチャコラも聞こえまくりなんじゃ・・・)、あれだけ気がきくタケルがあのシチュエーションであんな話を持ち出すとは思えないし、話し始めは誰もいないと思ってのことだったとしてもオグリンがあれだけデカイ声で喋ってクリーニングの袋ガサゴソいわせてたら帰ってきたことに気付くはず。きっと最終回で瑠可の口からちゃんと言わせるんだろうけど、もう時間がないから立ち聞きでバラしちゃえ!ってのが見えすぎてこれだけは本気でガッカリでした。ネタドラマだから他の場面では多少の荒さには目を瞑るとしてもここだけは適当にやっちゃダメだろう。


平田満をキャスティングしたからには“何か”があるんだろうと当然のように思ってたもんで、瑠可のことが掲載された(あれってなんで?誰があの記事書いたの?)雑誌をワナワナと握り締めた後に一番の味方から敵というか、瑠可が一番分かって欲しいことを分かってくれずに「お前なんてもう俺の娘じゃない」なんつって拒絶するのかと思ってちょっと緊張したわw。そんでほんとうにいい父親だったのでちょっと落胆したw。でもその後1人で苦しむ姿はさすがの平田満っぷりでしたけど。あとあれだけ娘の幸せ=結婚して子供を産むことって価値観バリバリだった母親のことだからそうやすやすと瑠可のことを受け入れられないんじゃないかと思ったんだけど、ちゃんと瑠可の試合を見に来てくれただけでなくぎこちないながらも笑みまで浮かべてくれたのにはちょっと驚いた。見た目より強いなあの母親。岸本家で前夜どんな話し合いがなされたのだろうか・・・。ほんとはそういうところも描いて欲しいと思うし、そういうところまで描けたならばこのドラマの主な視聴者であろう未成年の子たちに支えてくれる人(家族)のありがたさみたいなものをちょっとでも伝えることができるかもしれないのになぁなんてこともちょっと思いました。まぁそういう説教的な要素がないからこそ受けてるんだろうけどね。
ていうかほんと思わせぶりな材料盛りだくさんで釣りまくったくせに、最終回前にして全部放り投げた感じだよなぁ。宗佑さんに絡む子供とか酷いだろあれ。そりゃあの子にとってはいい結果だったとは思うけど、お母さん帰ってきてめでたしめでたしってなにそれ。過去の自分を投影してたってのに、お母さんが戻ってきて幸せそうな顔してんのを見て宗佑の中で孤独感がより一層増したってことだろうけど、それでも宗佑さんの大怪我とかなんだったのって思うわ。ついでに言っちゃえば瑠可の引越しとか時間の無駄でしかなかったよな。そういう今となっては余計な描写で時間使ってる一方で、タケルと姉さんのこととかあっさりスルーされそうな気がするんだけど・・・ある意味一番興味あるのがココなのに・・・特にバナナブレッドにどんなトラウマが隠されているのか、ということがw。


そうだ。田中哲司さん演じるコーチもきっとあの週刊誌見ただろうに、いつもと全く態度を変えなかったのがとても素敵だと思いました。瑠可に無理やりキスしようとした時はどうなることかと思ったけど(哲司さん好きとしてはむしろ望むところだ!な展開だったけどw)、どうやら対等に付き合ってくれるいい先輩ポジションで落ち着きそうな感じだな。週刊誌にこのネタ売ったのは哲司さんでした!って最後の最後にブラック展開が待ってても構わないんだけどねw。



ニシキドさんの泣き演技は相変わらず美しくて、それだけは満足です。そこらの女優にゃ負けねーぜ!