- 作者: 東川篤哉
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/01
- メディア: 単行本
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バカミスのくせにきっちり伏線張ってそれを回収してるところが憎たらしい。ギャグセンスはちょっと鬱陶しい気がするけどそんなに嫌いじゃないです(笑)。
以下ネタバレあります。↓
偽札が絡んだ誘拐モノだとばかり思ったのに、終わってみたら真っ当なアリバイ崩しなんで驚いた。この後、警察絡みをどう処理したのかということと、妹と父親が血が繋がっていて手術費用も払うし母親ともよりを戻すつもりだと知った絵里香の様子、そして安川組からかりた借金と皐月さんの行く末はどうなるのか?そこらへんを軽くでいいから描いてくれたらユーモアミステリとしてかなり評価できた気がするのでそこは残念。続編を書くつもりなのだとしたら歓迎します!