『ラスト・フレンズ』第5話「衝撃の一夜」

ドラマにこんなことでケチつけんのもどうかと思うんだけどさ、美知留は電源切るかせめて携帯マナーモードにしとけよと。そんなとこで鳴らしっぱなしにするなよと。こういう女だってのは分かってるつもりだし、ドラマの人物に対して過剰な感情を抱くほうがアホなのも分かってるつもりなんだけど、イライラしたわ・・・。暴力男への想いを断ち切れないのはまぁ仕方がないことなのかもしれないけど、自分のことしか考えてないから「ごめんね」ってのが口先だけの言葉にしか聞こえなくて腹立たしいし、何よりもどのツラ下げて職場復帰してんだっつの。あの厚顔無恥っぷりがほんとムカムカするのよね。別に長澤さん自体は悪くないんだと思うんだけど、美知留という役には合わないというかねぇ・・・バカだなこの子って思いながらも同情しちゃったりなぜかほっとけない気持ちになっちゃったり、弱さや脆さを感じさせるタイプの人だったらまた違う印象を持てる気がするんだけど、「我慢できる人になって」なんていきなり上目線で思わせぶりなこと言ったり宗佑からの電話を待つそぶりを見せたり、とにかく長澤さんの美知留には弱さではなく我儘さしか感じないわ。てか看病しに行った時ってヤッてもうたってことだよな?話の筋としてはレイプに近い行為だったのだろうけど、それなのに、いやそれだからこそ宗佑にまた傾いた・・・って風に見えなくもなかったんだけど。レイプまがいのことされて辛くて泣きたいぐらいなんだけどみんなに心配かけたくないからと必死で笑顔作ってるんだろうなーって想像はできるけど、満更でもなかったっぽく見えたよw。ていうか黙って笑ってられるとかさほど弱くもないんじゃね?とすら思うわ。
てかもっと激しく襲うのかと思ったのにニシキドさんなにもぞもぞ動いてんねーーーーーーーーーーーーーーーん!!!せめてまさみたんの豊満な胸元をべりべりっとむしりとるぐらいのことやってみせろよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!もしくは自分のベルトをカチャカチャいわせながら外そうとするとか必死の形相でチャック下ろそうとするとか!わたしはそういうニシキドさんが見たかったよ。エロい意味ではなくてね、ニシキドさんがアイドル俳優としての殻を破るいい機会だったのに。・・・ニシキドさんのエロシーンが見たかったわけじゃないったら!!
しっかし宗佑も大概めんどくさい男よね・・・。死ぬなら勝手に死ね!いちいち電話かけてくんな!!とw。余談ですがわたしこれ経験あって、殴り合いの喧嘩wした後「あんたなんか死ねっ!!」って吐き捨てて自分ち帰ったらちょうど帰るぐらいのタイミングを見計らって電話かけてきて「死ねって言われたから今手首切った。ごめんね。・・・さよなら」とか言われてw、仕方ないから慌てて駆けつけたら(電車の乗り継ぎに失敗すると1時間強かかる距離)わざとらしく部屋の鍵が開いててw、部屋に飛び込んだわたしが見たのはソファの上で体育座りしながらエグエグ泣いてる男の姿で、Tシャツに血が付いてはいるんだけどカッピカピになってて、手首掴んで傷確認したら舐めときゃ直るぐらいのあっさい傷で、当時はこの言葉なかったけど今で言うならば“ドン引き”した思い出が甦ったんだけどwww。話逸れましたが、要するに今から死ぬからなんて電話かけてくる男にロクな男はいないってことですw。まぁでも「行かないで・・・」とか「もう絶対にあんなことしないから」とかようやくDV男のキメ台詞が聞けたのはよかった。無精ひげのニシキドさんもなかなか素敵だったしー。あとあとタクシーの中でまさみたんに膝枕される弱ったニシキドさんの図もよかったわ!

瑠可の家は母親に問題があるんだと思ってたんだけど、家庭としては至って普通で、母親としては当然とも言える「そんなんじゃお嫁にいけないわよ」ってのが瑠可にとって苦痛の種だと、ただそれだけのことなのかな。瑠可が本当に性同一性障害なのだとしたら瑠可にとっては“ただそれだけ”がとてつもなく重荷になるんだろうけど。
で、後残ってるというかまだちょっとよくわからないのが、タケルは瑠可を女として好きなのか、それとも瑠可に女を感じないから、瑠可の中にある男の部分を好んでいるのか、ということか。単なるゲイなんだとしたら女にキスされたぐらいでああも拒絶反応示さないと思うんだよね。普段のタケルは「肩、抱くよ?」なんて言いながらむしろ率先して接触してるように見えるんだけど、性行為に通じる接触のみ拒絶反応するってことはやっぱ性的トラウマがあるんだろうし、だとしたら女という生物に対して心の底で嫌悪感を抱いたりするもんなんじゃないかなーなんて思うんだよな。となるとやっぱり宗佑と同じように瑠可の中身は女ではなく男だってことに無意識で気付いてて、そこに好意を抱いてるってことにならないかなーと。タケルはトラウマを克服したいというか、普通に恋人を作りたいと気持ちはあるんだと思う。でもどうしてもダメで、ダメな理由は付き合う過程で彼女からどんどんとメスの匂いが発せられるからで、瑠可からは距離が縮まってもメスの匂いがしないから好きになれると思った・・・ってことなんじゃないかと想像してて、で、瑠可からメスの匂いがしない理由は瑠可の心が女ではなく男(少なくとも瑠可はそうだと思ってる)だからなわけで、となるとタケルが好きになったのは男・・・だということになるんじゃないだろうか・・・。で、瑠可がタケルに対して抱いてる安心感とか心地よさってのは、タケルからオスの匂いというか、自分を女として、性的対象として見てる感じが全くしないからだよな。なんかごちゃごちゃだけどw、タケル→瑠可への想いにめちゃめちゃ切なさが溢れてるのは、そこらへんの危うさから来るんだろうなぁ。瑛太さんはいい役掴んだと思う。

それから、コーチの48秒(だっけ?)切ったら女ではなくレーサー同士として飲みに行こうってすごく素敵な対応だと思った。コーチもだけど瑠可もあれから気まずい思いを抱えながら過ごしてたんだろうけど、お互いイヤなというか楽しくない記憶は封印したいもんじゃない。触らぬ神に祟りなしっていうか臭いものには蓋っていうか。だから「なかったことで」ってことにしたわけで。だけどしこりとしては残るわけで、そこをそのままにはしておけないってところがスポーツマンというか根が健全なんだろうなぁと思ったし、目標タイムをクリアしたらって条件づけすることで瑠可のモチベーションを上げる効果もあるわけで、やっぱコーチはなかなかの男だと思うわ。


初回は展開早っ!!と思ったけど、ここへきて中だるみし始めたかなぁ。そろそろニシキドさんは退場でいいんじゃね?