『のだめカンタービレ』Lesson5

あれ?今回はイマイチだったような。Sオケのラプソディ・イン・ブルーと千秋様のラフマニノフと超特大盛り上がりポイントが2つもあったってのに、なんだろうこの単調な流れは・・・。原作ではSオケの集大成としてかなりテンソン上がるエピソードなんだけど、ノリが悪いと言っていいのかな、Sオケの盛り上がりっぷりどころか学祭の雰囲気が伝わってこなかった気がする。ある意味一番バカ回だってのに、なんかこう、ワーーーーーーッ!て気分にならなかった。前回に比べて明らかにSオケが迫力不足。あの程度なら千秋様に「カッコいいじゃねーか」なんて言って欲しくないんですけど。ていうか、ラプソディ・イン・ブルーがさほど素敵な曲(楽しそうな曲)に聞こえなかったのですよ・・・。これって致命的じゃね?演奏の最後に大河内くんがものっそいナイスジャンプを見せてくれたというのに・・・。先週は素晴らしかったのに、なんかまた原作をなぞってるだけになっちゃった。もったいないなぁ。あとやっぱり時間の経過が早すぎて、Sオケとしてまたやること(やれること)の喜びだとか、千秋様の指揮ではなくピアノを演奏しなくちゃならないことへの葛藤とか“悶えるように”表現することを悩んだりだとか、そういう心の動きが物足りなかったなと思う。準備期間を描くことも大切だと思うんだけど。
ラフマニノフを弾く千秋様は素敵でございました。若干お肌がお疲れ気味だったことと、まぁさすがにタマキングがラフマニノフを“弾いてるようにみせる”のは難しかったなぁという感じですが、弾いてる最中の千秋様のモノローグ「いやだな・・・もうすぐ終わりだ・・・。」この「いやだな・・・」の言い方が完璧でございました。演奏後の控え室でシュトレーゼマンと師匠と弟子の会話をする時の脱力っぷりもかんなりセクシーだったわ。
でもいくらなんでもこれは許せーーーーーん!と思うのが、のだめが演奏を最初から聴いてなかったってこと。最初どころか半分も聴いてなかったんじゃないだろうか。何してたんだか知らんけど、あれじゃ次の連弾エピの凄みが欠けちゃうよ。千秋命な真澄ちゃんが途中で中座するなんて・・・誰がなんと言おうが真澄ちゃんが千秋の演奏を全て聴かないなんてありえねーよー。のだめが演奏中に扉をバーーーンッて開けるのもどうなんよ?ドラマティックな演出のつもりだろうけど、最低限やっちゃいけないことの一つだと思うよ、あれは。演奏中、頻繁にのだめの顔を写すのもよろしくなかった。のだめが「ピアノ弾かなきゃ!」って覚醒するのは顔で表現しちゃダメなんだよー。あそこで写すなら佐久間の顔だろう。最初は乗り気でなかった佐久間がどんどんと昇天していく姿を写せって。ていうかあたしの大大大大大好物佐久間の、演奏後の魂抜かれた状態で涙ダーダー流すのをやらないってどういうことよ!?キィィィィィ!あれじゃ「ああ・・・なんて美しいラフマニノフ」が生きないじゃないか!せっかくここまでほぼ原作通りできてたのに、何であそこをああいう演出にしたのか謎。
・みそ字
・のだめ「ハブ退治の為にマングースを放ったのにハブをやっつけず天然記念物のアマミノクロウサギを食べちゃうから今マングースを捕まえて役場に持ってくと2千円くれるんデス。」Sオケ一同「・・・・・・で?」
・大河内くんは千秋コス
・千秋のピアノを聴いて「なぜこの生徒が無名・・・・・・?」「なぜだ・・・・・・?」と衝撃を受け合うハリセン以下先生たち

この4つは削って欲しくなかった。まぁみそ字は画面だと分かりづらいだろうなってことで、スクリーンセーバー?に変わってたのは許容範囲。マングースの説明と大河内くん弄りはあると信じてた、というよりこれだけネタ拾っといてこの2つをやらないだなんて思ってもみなかったのでショック。先生達は当然あの場にはいたんだろうけど、やっぱり映像として見せて欲しかったと思う。


真澄ちゃんのポリニャック夫人ドレスは最高でございました。あの子はあの衣装作るのにおいくら万円かけたのでしょうか。


前回があまりにも良かっただけにハードル上げちゃった俺のバカー。