五條 瑛『エデン』

エデン

新宿のスラムで育ったストリートギャングの亞宮柾人は、ライバルグループとの抗争で捕まり、政治・思想犯専用特別強制施設「K七号施設」に収監される。宗教家や活動家が集められている中で異色の存在である亞宮は、自らがこの施設に入れられたことに疑問を持ち、やがて所長の北が昔関わった“日比谷暴動”に目を付ける。やがて退屈だが平穏だった施設内に小さい諍いが起こり始め、不穏な空気が漂いだす。その時亞宮がとった行動とは、そして北の目的とは。

罪を犯した人が収監される施設、つまり刑務所が舞台なのですが、登場人物ほぼ男だけなのにオトコマエらしき人物が出ないってどういうことですかー！？ものすっごく納得がいかないんですけど。ストーリーにはさほど期待を抱いてないので、広げた風呂敷全く畳めてなくて感想としては「･･･で？？？」と思うだけであってもまぁ別にいいんですけど、いっくらでもオトコマエ出せそうなのに出てこないこのもどかしさだけは許せーん！