『仮面ライダーゴースト』第31話「奇妙!ガンマイザーの力!」

結局その恰好がこれからのユニフォームになるの・・・?なアラン様がケジメつけるためにこれまでに仕掛けたゲートを破壊すると言いだして、それと同時にある街では大人が子供化してしまう不可思議現象が多発していて、それにシブヤの母親も巻き込まれて、以前からシブヤと母親との関係は上手くいってなくて、アラン様の前に戦闘技術を教えてくれた高岩教官が現れて、超強くて、モロ師岡が退院して「全てを話す」と大天空寺にやってきた
話ごちゃごちゃしすぎだろ・・・。
ひとつひとつの要素、エピソードは面白そうだったり重要そうだったりするのに、全部並行して描くから結果散漫というか、なにやってんだかわかんねー!ってな印象になってしまうんだと思うの。シブヤの本名が「八王子シブヤ」ってなんだよそれ。
そのくせイゴールの目的は一向に見えてこないし、仙人とイーディスの関係もわからないままだし、15個集めても願いが叶わない(タケル生き返れない)っぽいのに気にしてる風はないし(今回ようやくユルセンがそれに触れたけど)、本筋が進んでるようには思えないわけで、そもそもアランが信じていた、アデルお兄様の唱える『完璧な世界』とやら自体がどんなもんなのかさっぱりわかんないし、アドニスとの関係、父と2人の息子がどんな関係性でありそれがどう変わったのかも結局わからないまんまだし、もうはっきり言っちゃうけどさ、つまんないです。
次回は竹中直人西村和彦モロ師岡森下能幸による日曜朝の映像らしからぬ過去回になりそうなんで、ある程度の説明がなされるだろうけど、タケルが突如人に触れると過去が見えるようになったのってこのためだろう(それ以上の意味はないのだろう)としか思えないあたり、わたし的にはもはや手遅れ・・・・・・かなぁ。
マコト兄ちゃんとかアラン様とかアデルお兄様が可愛いカッコよかったらそれでいいってのももはや限界です。オロナミンCバンザイ!!。

『ゆとりですがなにか』第5話

教師ほど大変じゃないにせよ、みんなそれぞれいろんなもんを抱えながらなんとか今日一日をやりすごす日々を送るなかで唯一そういうものとは無縁のように思えて、ゆえにその言葉には妙な説得力があるという絶妙の立ち位置にいたまりぶですが、やっぱりこいつもゲスだったー!(笑)。
これなぁ・・・ポン引きという職業と浪人中という属性だけなら別にいいと思うんだ。兄である正和が許せないのはそれとして、ゆとりがそんな男でいいっていうなら自由恋愛の範囲内だと思うし。
でもまりぶは結婚してるわけで、妻子持ちなわけで、れっきとした不倫なわけで、それ相手の女に隠してるわけで、つまりクズ。しかも嫁に「また」って言われてますからね。前科アリですよこの男。
父親も大概いろんなことヤッてきたんだろうけど、自分のしてることを父親のせいにしちゃいかんよまりぶ!。
ほんとに“自分の女”にしちゃったのかどうかは先の展開を待つとして、真相がどうあれ人間として出来すぎとすら思えたまりぶなんで、クズならクズでちょっと安心した気がしなくもないですw。
しかしここへきて一気に生々しさが増したなー。シモ的に。1話時点では全く面識のなかった三人なのにと思うと人間関係ってのは必ずしも時間じゃ語れないのだなと思わされる一方で、狭い範囲で男女関係ゴチャゴチャしてて、そういうのってゆとりのイメージ。なんとなく。


坂間家の父親が死んだのが3か月前だってのにびっくりしたんだけど(もう年単位で経過してるんだと思ってました)(それなのにもう地ビールなんてものに手出したのかよ!?と。兄ちゃん思ってたよりもダメだなw)、ゆとりに説教するつもりがグダグダの正和兄の前髪がザクザクで可愛すぎた。登場人物の中でなにげに嫁のみどりが一番ギリギリというか、破裂する寸前のように思えるので、その時に正和兄がどんな感じになるのかドキドキなんだけど、やっぱ高橋洋さんいいよねぇ。
洋さんも鋼太郎さんも、岡田まもとーりも柳楽くんも、みんな蜷川さんの舞台を経験してるんだよなー。
なかでも柳楽くんが「変わった」のは間違いなく蜷川さんの舞台を経験したからだと思うわけで、今こうやって柳楽くんが連ドラで主役の一人を務め、「おっぱい」ひとつで視聴者のハートをがっちり掴んでみせることが出来るのは、蜷川さんに演出された経験が生きているからなんだと思うわけで、すごい・・・やっぱりすごい功績だよね。
高橋洋という俳優を育て、柳楽優弥という俳優を生き返らせてくれたことに感謝しつつ、洋さんと柳楽くんをテレビドラマで観られることに感謝しつつ、やっぱり哀しくなってしまったことを書き残しておきます。

中山 七里『ハーメルンの誘拐魔』

ハーメルンの誘拐魔

ハーメルンの誘拐魔

刑事犬養隼人シリーズ(ってこんなシリーズタイトルがついてるんですね)です。
帯にドラマで犬養を演じる沢村一樹さんのコメントがデカデカと掲載されているし、恐らくこれも映像化前提として書かれたものなんだろうなーという感じです。
犯罪という手段はさておき完全に「巨悪」に立ち向かう人々の話なので視点として読みやすい(映像化したら見やすい)し、若い女刑事の相棒を筆頭に女性率が高いので画面的には華やかになるのではないかな。
シリーズ的にはラストに犬養と娘のやりとりが欲しかった。