『バンビ〜ノ!』第10話

自分のやりたいことがついにやれるようになって店の中でヤッター!と絶叫するほど嬉しがってたってのに、それから2.3年経ったってんならともかくまだ数日しか経ってないだろうに、あの先輩がバンビにとって憧れの存在だったのか優しい先輩だったのか、どういう位置づけの人なのかよくわかんないけど、あんなチャラチャラしてる(ごめん姜くんw)先輩の一言で揺らぐなんて・・・・・・と思ってしまった。人の言葉を素直に受け取りすぎる上にポジティブの皮を被ったネガティブ(だとあたしは思ってますw)なバンビだからもはやまたかよwって感じですが、今回はバンビの描き方もエピソードとしてもあんまりよくなかったな。好きな仕事やれてる人間がどんだけいると思ってんだよ。仕事が趣味ってある意味一番幸せな人生だと思うけど、バンビにはまだそういうことを実感として感じるには早過ぎるということか。あの先輩も現状に満足してないんだろうな。キラッキラした目で仕事のことを楽しそうに嬉しそうに語るバンビに嫉妬してあんなふうに揺さぶるようなこといったんだろうなーって。先輩の気持ちはちょっと分かるような気がする。先輩もきっと憧れと希望を持って東京に出てきたんだろう。でも仕事ってそんなに楽しいものでもやりがいがあるものでもないってことに気がついちゃったんだろうなぁ。それこそ「仕事とは一生の付き合い」なわけで、同じ仕事でなくとも働くことは普通の人ならばそれこそ年金もらえるまでずーっとやりつづけなければならないことで、好きな仕事どころかやりがいを実感できる仕事をしてる人なんてそんなにたくさんいないと思うのよ。それ以外の人は仕事以外に楽しいことを求めないとやってられないってのが本音だよな。働くことの厳しさ大変さ、そして喜びってのはドラマを通してずっと言い続けてきたことだと思うんだけど、前者は日々痛感してても後者はそうそう感じることなんてなくて、そんな中で毎回ネガりながらも必ずバンビ流ポジティブ理論で立ち上がるバンビを見て、バカだなバンビwwwと思いながらも明日も頑張ろうかななんて思えたりしてたんだけど、最終回前にしてちょっと我に返った気分・・・。

ていうかバンビの部屋に立派なベッドがあったことに驚きw、そしてカーテンの短さにさらに驚きましたwww。テレビどころかDVDもあるみたいだし、料理以外に興味なさそうな顔して着々と家電・家具を揃えてたんだなw。

厨房の人数が2人も増えてどうするのかと若干心配してたのでw、桑さんが直接料理にはタッチしない監督ポジションに収まることで誰一人やめることなくてよかったーと安堵したわけですが、ますます思う・・・あのいつ見ても酒のんでるオーナーは何をやってるんだ・・・?とw。雰囲気が良くなってるのはとてもいいことだと思うけど、バンビの持ち場はドルチェだ!とかバンビ担当のパスタの注文が入った・・・・・・てのはウソ!とかさ、桑さん全体を見る人になった途端にちょっと性格変わりましたねwそんな眼鏡ドゥーエも素敵ですw。
つーか鉄幹さー、もう一度バンビーノやりたいという情熱はいいけど、博多でのんびり(イメージ)店やってる先輩まで巻き込むなよwバンビーノやりたきゃ1人でやれってのwww。そもそも進さんは自分の息子のように思ってたバンビを鉄幹だからこそ預けたんじゃないの?それなのにバンビみてたらオレもバンビになりたくなったってそれどんな本末転倒よw。予告でバッカナーレの閉店を匂わせながらもやっぱり続けるってオチになると思うけど(思うというか希望!)、オーナーだし自分の好きなようにすりゃいいとは思うけどさ、でもあれだけの従業員を抱えてる責任ってもんがあるわけじゃない。他店から引き抜きかかってる桑さんだってまだ学びたいことがあるって言ってるわけだし、ヨナさんなんてバッカナーレ以外のところじゃ働けないって絶対w。せっかく桑さんが厨房の監督みたいなポジションになったんだから、店はあの三人に任せて自分の好きなようにすればいいのに・・・。

初めて客に出すパスタを作ったバンビがあすかに「チェックお願いします」って言ったのって、あれ誰かに言われたからとかあすかのプライドを守るためとかそんな意識ではなくて、無意識にした行為だと思うんだけど、バンビのそういうところがみんなから愛される一つの理由なんだろうなぁって思いました。


ああああ、ホールの皆さんともあと1回でお別れかよー!むしろバンビやヨナさんよりもソムリエ兄さんと会えなくなるのが寂しいわ・・・。だって次いつどこで見れるかわからないんだもの・・・。

今日気になった芸能ニュース

●押井監督が宮崎監督に毒舌メッセージ
http://www.daily.co.jp/gossip/2007/06/20/0000401352.shtml

アニメ映画監督の押井守監督(55)が20日、来年公開の最新作「スカイ・クロラ」の製作発表会見を都内で行い、ライバルの宮崎駿監督に毒舌メッセージを送った。
 日本のアニメ作品として初めてカンヌ国際映画祭のコンペ部門に出品された「イノセンス」以来4年ぶりとなる今作では「55歳になって実感した若者に伝えたいことを込めた。自らの転機となる作品となるはず」と息巻いた。


フゴーッ!!!スカイ・クロラて森のスカイ・クロラよね!?俺の中では森作品で最高にして最高の、自分でも理由はわからんが号泣してしまった(この時点でわたしおかしいよなw)あのスカイ・クロラよね!?
・・・・・・・・・押井監督か・・・・・・・・・微妙やな。どこまで押井ワールドを出さずにいられるか・・・。
公式できてました
http://wwws.warnerbros.co.jp/skycrawlers/
この雲の上をただひたすら真っ直ぐに高速で進むトップは素敵だなー。モニタによって違うんだろうけど、あたしが見た感じでは結構水色に近い空の色に見えて、イメージ的にはもうちょっと濃い青なんだけどな。キャラクターデザインが西尾さんなのは嬉しいけど、脚本の人セカチューと春の雪の人か・・・うわー、なんか必要以上に悲劇というか切なさを煽りそうだなぁ。まぁとりあえず童貞臭プンプンなのは間違いないよねw。

大崎 梢『サイン会はいかが?』

さほど売れているわけでもなさそうな書籍の取寄せ依頼が同時期に4件。取寄せた客に連絡を入れると4人ともそんな覚えはないという。同じことが2回も続き・・・「取寄せトラップ」、社会科の郊外学習で成風堂を訪れた一見本屋嫌いの小学生はその後も度々成風堂に現れるようになるが、巷で問題になっている少女連れ去り犯の疑いをかけられ・・・「君と語る永遠」、歓迎会の席上で突然“ぼくは、成風堂で、恋をしました”と発言したバイトの金森くん。成風堂で知り合った少女がくれたものは雑誌の付録だった・・・「バイト金森くんの告白」、若手人気作家の熱烈なファンの素性を明らかにしてくれた店員がいる書店でサイン会を開きたい― そんな話に名乗りを上げた成風堂だが・・・「サイン会はいかが?」、馴染みのパート店員に見せようと封筒に入った写真を持参した常連客。だがそのパート店員はつい先日やめてしまった。落胆した常連客は店のどこかに封筒を忘れてしまい・・・「ヤギさんの忘れ物」

しっかりものの店員・杏子と本屋限定の名探偵アルバイト・多絵による成風堂シリーズ第3作。前作がまだ2作目だってのに早くも成風堂を飛び出し、一応本屋が舞台とはいえ殺人を扱ったりしたもんで、次もそんなだったらこのシリーズもういいかな・・・と思ってたのですが、ちゃんと原点に戻ってくれました。ひっくり返るような驚きには出会えないけど、本屋限定というからにはこれぐらいの日常に転がってる小さな謎でいいんですよ。本屋で殺人事件が起きたなんて聞いたことないもん。表題作以外はどれもほんとうに些細なことというか、気にはなってもそのまま流そうと思えば流せるぐらいの謎だったり事件だったりするんだけど、そこをあえてスッキリさせたい気持ち、そのちょっとした好奇心ってのに共感できるのがこのシリーズの肝だと思うし。
どの話も付録だったりブックカバーだったり本の中身だったり、小道具の使い方が本屋ならでは、本屋(本好き)でなければ気がつかないようなもので、そこらへんは「配達あかずきん」以上と言えると思う。これまでで一番面白かったです。