秋吉 理香子『鏡じかけの夢』

鏡じかけの夢

鏡じかけの夢

毎日丁寧に磨き続けると願いが叶うという鏡を手にした者達の欲望の物語です。
最初の2篇あたりまでは鏡をちゃんと磨きあげたうえでお願いをしてるけど、そのうち磨かずに(なんの労力も払わずに)お願いするようになってて、それに伴い願いの“叶い方”が情け容赦なくなっていくところがホッとするというか、そりゃそうだよねーという感じ。
2篇目がとてもよかったです(BL的に)。