
- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2016/10/15
- メディア: 単行本
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人が『犯罪』に手を染めるためには理由があって、まれにその理由がない人もいるんだろうけどそれでも理由がないことにはきっと理由があって、人それぞれというか、人が犯す罪の数だけ理由があって、衝動的なキッカケなんてなくとも日々の延長線上にそれはあるのかもしれないというか、日々生きていくだけでそこへ向かっているのかもしれないというか、そういう怖れがこの淡々と描かれる犯罪小説集にはある。