『Chef〜三ツ星の給食』第5話

わたし何話か飛ばしましたか?ってぐらい給食調理師たちの意識が一気に変わっててワロタ(笑)。エンケンさんの店で試行錯誤したり安く食材を仕入れるルートを探したりするのって勤務時間外、つまり給料が発生しない労働だろうに、みんな当たり前にそれをしてておまえらに何があったんだと(笑)。このままいけば人員削減なんてことになって職を失うことになるかもしれないからという表向きの理由と、星野光子に感化されたというか触発されたエンケンさんの熱意が伝播したってな感じであるのはわかるけど、子供たちを当たり前に『客』言うなと(笑)。
今回は給食の話と屋台の話(光子個人の話)が“2流の食材でも工夫(調理法)次第で最高に美味しい料理になる”という共通のテーマでもってしっかり繋がってて、話としては一番よかったんじゃないかと思うけど、魚や野菜の価格が高騰してるのがいつまで続くかわからないからこれからもエンケンさん以下給食調理人たちの努力は続くのでしょうが、でもこれ以上話広がることもないだろうからこの先どうするのかと思ったら、ここでようやく川口春奈が星野光子の娘だってな話になるわけか。
でもそれは初回の時点で予想ついてたし、母が娘になにをしたのか、娘が母にどんな感情を抱いているのかってのもまぁ想像できるってかさしたる興味はないので1話でチャチャッと終わってくれていいんだけど、川口春奈はひかりって呼ばれてたんだったか、今まで名乗ってた「高山晴子」ってのはどうやら偽名のようで、子供の食事を作る人間が偽名使ってんのってどうなんよ。より正確に言うと、給食の調理するのに偽名の人間でも働けるってどうなんよ?と。
偽名というか、名前含め大学の友人の経歴を借りましたとかで、なぜそんなことをしたかといえば“星野光子に自分が娘であることを隠すため”で、ドラマ的にはそれで終わり(それ以上掘り下げることはない)ってな感じになりそうだけど、『目的』が調理人である星野光子だからよかったものの児童だったら大変なことになるかもしれないわけで、そんな杜撰な雇用形態でいいのかと。
それを言うなら成志先輩もしんぺーさんも良々も伊藤修子さんも「まともな人間」じゃないんだけどさ、でも彼らは少なくとも「身分詐称」はしてないわけじゃん?。・・・してないよね?(おそるおそるw)。初回の衛生管理についての描写もそうだったけど、このドラマってどうも“適当な描写”が目につくんだよなー。偽名についてはどういうことだか次回を見てみなきゃわかんないけど、役者は悪くないだけにその適当さが演技の足を引っ張ってる感じがしちゃってちょっとムカつく。
今回の孝太郎さんはバックハンドリモコンピッしてくれたし、パンチではなくキックだったし、なかなか満足。
そしてこのままフェードアウトするのではないかと危惧してた豊原さんはどっちに転ぶかはまだわかんないけどこの先なんらかの展開はありそうなんでとりあえずよかった。