『砂の塔〜知りすぎた隣人』第4話

亜紀も愚かだけど生方も馬鹿ってか、なんなのこの男?。亜紀さんがママ友たちから虐められてる理由が自分だとは思ってないんだとしても(自分のこともちょっとはあるかもしれないとは思ってるけどその程度)、夜遅くに電話したり突然自宅を訪ねたり、なに考えてんのコイツ。正真正銘ただの幼馴染でそれ以上の感情は全くもってないと、ゆえに友達感覚でホイホイ電話したり家に行ったりしちゃうってんならともかく(結婚してる女性に対して「ともかく」じゃないと思うけど)、こいつ亜紀さんに対してただの幼馴染以上の感情を抱いてるわけでしょ?その自覚あるわけでしょ?。“亜紀さんの味方”といいつつ亜紀さんの立場を悪くするようなことばっかしてるわけで、結局亜紀さんのこと(相手の気持ちとか都合とか)よりも自分の欲望を優先しちゃうタイプの男だってことなんだろうけどほんとなんなの??。
そしてやっぱり亜紀が愚かでなー。とか思ってたらお兄ちゃんも馬鹿だったという・・・。
妹に「ママ大変そうだから休ませてあげたい」と言われて動物園に連れてってあげるってのはいいけど幼稚園に断ってから行けよと。園児がいなくなったらどんな騒ぎになるかぐらいわかるだろうがと。ママを休ませることと幼稚園ひいてはママに言わないことはイコールじゃないだろうがと。なにも幼稚園を途中で抜け出させずとも(自分だって学校あるわけだし)土日に二人で行けばいいだけじゃん。ハロウィンの日の“急用”について母親に不審感であり不信感を抱いてるところがあるにしても、馬鹿展開すぎて萎える。
お兄ちゃんのようなタイプの子はいくら妹が動物園に行きたがってるとしても“他人”から金借りてまで動物園に行こうとは思わないんじゃないかと思うわけで(お金が足りないなら動物園でなく出来る範囲で別の愉しみを妹に与えようって考えるタイプじゃないかなぁ?)、そうしたってことは(幼稚園に黙って抜け出したことも含め)弓子にそう誘導されたってことだと思うけど、それにしたって幼稚園でこんな騒ぎ起こしたらタワマン内のみならず幼稚園でも母親の評判悪くなるんじゃないかと考えられないもんかねぇ?。母親がママ友と上手くいってないせいでそらが可哀想な目に遭ってるから動物園に連れてってやるってな話なのに、さらに母親を追い詰めることになったら本末転倒じゃん。ついでに言えば旦那のココリコも仕事でも家庭でもいいとこナシだし、高野家アホすぎて。
でもそれら全ての背後に弓子がいるんだとすると、弓子の目的は高野家をぶち壊してそらちゃんを自分のものにしたいってことなのかなー。ダメな母親を罰するつもりなら亜紀以外にもダメ母はいるわけで、ホランちゃんや堀内敬子はその“餌食”になったと言えるけどでもむしろそれは亜紀を陥れるための“材料”としての意味合いのほうが強かったわけで、だからやっぱりターゲットは亜紀=高野家で目的はそらってことなんじゃないかな。今のところわたしにはそう見える。であればもはやドラマ的演出の範囲を超えてるとしか思えない生方が亜紀の前にちょいちょい現れる“偶然”も弓子の仕込みで、夜の電話も突然の自宅訪問もそう指示されてのことだとすればそれについては納得できるかなー。亜紀がタワマン住人たちと上手くいってないことを知ってるのにわざわざ“タワマンの住人が訪ねてきたときに帰る(住人に自分が来ていたことを見せる)”という不自然さも二人が共犯なんし従犯関係にあってお兄ちゃんの帰宅に合わせて(お兄ちゃんに自宅から出てくる若い男の存在を匂わせるため)の行動ってことで納得だし。
アホついでに光石さんの刑事も誘拐された子供がボール持ってた→ボール遊びという発想は幼い→犯人は未成年かも?とか言ってて脱力したよね。『子供相手』に遊ぶんだったらこっちが未成年だろうが大人だろうが子供の好きそうなもので遊ぶだろ普通。このアホ発言が“光石さんには子供がいない(から分からない)”というパーソナル情報を伝える目的でのもので、光石さんの素性が亜紀の話に繋がる可能性もありえるけど、これまでのところを見る限りそんな感じのドラマではない・・・・・・ですよね。ただ単に刑事もアホだと、それだけのことだろうな。
あーあ。闇を抱えた長男に期待してたんだけど、今回のことでお兄ちゃんもアホの仲間入りしちゃってガッカリ・・・。