『真田丸』第39回「歳月」

これはこれで面白かったし、恐らくこの回で描かれたアレコレが今後あちこちの局面において活きてくるのだろうとは思うんだけど、それでもわたしは一体何を見ているのだろうか感はけっこうあった。
ていうか、「ここだけの話」と言いつつ信之の悪口を言う佐助とかなんなの。佐助だけなら実は性悪だったのかと受け止めるけど菩薩化してるきりと合わせて考えるに、九度山での生活が二人を「変えた」ってなことなの?。
あーでもノリノリで悪口言ってるところに信繁が来た途端慌てて取り繕う感じだったから、佐助でさえ・・・緩ませるのが九度山スローライフ、ということだろうか。
佐助はあくまでも素破なわけで、戦場(乱世)でなければ自分の力を発揮することができないわけで、そんな現状に鬱屈を抱えているのはまぁ当然というか、気持ちはわからんでもないけど、なんでこういう言い方する(させる)のかなぁ・・・。
あとまぁそこいらへんを踏まえると佐助が今でこそ落ち着いちゃってるけど性根は「不穏大好き!」なきりのことを憎からず思うことに納得ではあるし、多分これ、昔のヤンチャ自慢(それがかっこいいと思ってる)みたいなものだろうけど、他人の悪口を言う男なんて願い下げなわけでさ、これだから童貞は。
なんにせよ、本音言っちゃう術を掛けられたということでもなし(この日の戦隊がそんな話だったw)これは紛れもなく佐助が佐助の意志で言った佐助の本心ということになろうわけで、お兄ちゃん推しのわたしとしては聞き捨てならねえってかこの先佐助がどんな活躍をしようとも、わたしは佐助を許さないよ。お兄ちゃん庇って死ぬぐらいでもなきゃ許さない。
でもなぁ・・・・・・・・・・・・・お兄ちゃん(あれだけ悲壮な覚悟で名前を変えたというのになんか普通に兄弟で酒酌み交わしててズコ―w)、文通はしてたとしても実際に会うのって二人が九度山に送られて以来、つまり10年ぶりぐらいになるんだろうに、数日泊まっていくでしょ?という弟の誘い<お通に会いたい ってな感じっぽかったしなぁ・・・・・・・・・。
まぁ大名としての責務を果たしながら父と弟の赦免を願い出続け、あの母上の面倒を見て、あの嫁と側室と暮らす日々を思えばそれ以外のところに安らぎと癒しを求めるのもむべなるかな・・・ではあるけどさ、お兄ちゃんのバカー。
「全部こんな感じか?」「全部こんな感じです」が父上の残した兵法書についてであろうことは予想できたけど、「こんな感じ」の中身が全部碁石?で書かれてるとは思わなんだ(笑)。
しかし、信繁たちが引き続きいろいろ頑張るというお兄ちゃんに「正直この暮らしに慣れちゃったんでもういっかなと思ってる」と言ってたのって、けっこう本音だよね?。であれば真田紐という商売の種もできたことだし、このまんま九度山で一生を終えるほうが“幸せ”なんじゃないかなーとは思っちゃうよね。
あと囲碁を通して信繁と大助の距離が縮まったようですが、すえちゃんのときとは状況が全然違うわけでさ、産まれた時からずっと毎日寝食を共にしてたというのに信繁今まで何やってたん・・・?という気にもなった。
ってところからどう大坂の陣へ繋げるのだろうか。いよいよ最終章に突入だー!!。