『デスノート』第5話

月がものすごく悪い顔してたけど、結局こういうことになるんだったら最初から天才・月にしておけばよかったのにという気が。
確かに窪田くんは原作月の「美形」とは違うけど、でもここぞって時の凄みのある表情は充分ソレっぽいし、演技は今回を見れば充分合格点を上げられるじゃん?。
天才VS天才だから面白かった原作をあえて凡人VS天才とすることでなにがどう変わるのか、それが見所になるはずなのに、結局原作に寄ってくんだったらもう凡人設定とか邪魔でしかないじゃん。計画を立ててる時はすこぶる冷静(原作っぽい)なのにちょっとトラブルが発覚すると動揺しまくりで、なまじ窪田くんがそういう演技巧いだけあってなんかもうキャラとして破綻しちゃってる。この様子みて月に疑心抱かないほうがおかしいもん。
ていうか月がミサミサに全く興味がなさそうなのはなんなの?。そりゃあ今の月にとってはキラとしての自分=Lへの関心>>>>>ミサミサってなもんなのでしょうが、キッカケは友達に誘われたからだとしてもそれなりにミサミサのことをアイドルとして好きだったんじゃないの?。だからミサの寿命を知ってなんとかすべくあれだけのことをしたんじゃないの?(まぁあの時の月はまだ“普通の青年”だったわけで、死ぬと分かってるひとを放っておけないという純粋な優しさであり正義感で動いてたのでしょうが)。それがキラ=自分に忠誠を誓ってくれたとなったら嬉しくないはずがないだろう。であればちょっとはウヒョー!ってな顔してもいいと思うの。そういう人間味もドラマ化するにあたり月のキャラクター像を改変した理由なんじゃないの?。
場面をひとつひとつ切り取って見るならば、窪田くんはしっかり演技してるんだよね。それなのに場面と場面が繋がってないからチグハグになってしまってるのが頗る残念だし腹立たしい。
今回のライブ会場に上下白の男がいっぱいいて月ビックリ!ってのも、木を隠すなら森の中的な目的なのだとしたら白男はあちこちにいるのではなく月の側、ひいては自分(L)の周囲に配置するべきでしょ。もうこの時には第二のキラ=弥海砂を連行してる予定だから、これは弥海砂に対するパフォーマンスではなく月を動揺させるためのものなんだというなら、なおさら月とLの側を白男で固めるべきじゃない?。
ていうかそもそもほんとうに自分がLだということを隠したいのならばたくさんの白男に対し自分は上下白以外の恰好にすべきだよね?。
まぁこれは月やミサに対してではなく、Lはこれで防御できるつもりだろうけどミサは“月の隣にいるのがL”だと聞かされているわけで、Lの正体バレちゃうの!?と視聴者に思わせるための展開であり演出ってことなんだろうけどさ、それにしたって劇中での意味合いをもうちょいちゃんと持たせろよと。しかもオリジナル展開入れておきながら結局原作の展開に繋げるって、何がしたいのかと。
ちゃんと考えられている原作のトリックやロジックに対しドラマ版オリジナルのレベルが低すぎて、ほんとチグハグなんだよな。
まぁ一番ぶれてるのはLなんですけども。
そしてあんなところにあんな気持ちわるい人形持ったあきらかにおかしな人間がいたら即通報だろうに・・・なニアはもう気にしない方向で。


ところで。
自分の好きなアイドルが一緒にライブ行ってた自分の友達と付き合うことになって、それについて一言もなかった・・・・・・ってのはさすがにそうはないとしても、所謂「同担お断り」ってのはこういうシチュエーションを防止・・・じゃないか、回避?したいという心理によるものなのかなーなんてことを考えました。わたしお断りする気持ちがわかんないからさ。