『リーガルハイ』第5話

蘭丸たんメイン回!!!
って以外なんかもう・・・・・ちょっとこれどうなってんの?どうすんの??としか・・・。
ジェット機買うために(ここハッキリわかんなかったんだけど、そういうことでいいのか?)古美門が自ら金のなる木を見つけてきたってのはまぁいいんだけど、依頼人は裁判で勝って得た金を元手に負けた結果辞任することになった訴訟相手の会社社長とまたイチから会社作ることにして、羽生(たち)にとってはそれが自分たちの「勝ち方」だからこれでいいんだってなにそれ。
依頼人が描いたイラストを元にしたキャラが起死回生の大ヒットとなったことは事実で、だから依頼人がその対価を受け取ることは(それを要求することは)間違ってないとは思う。その要求が通るかどうかは社内の契約とかそのキャラクターが産みだされた経緯(どこで描きどのように形で世に送り出されたのか)によってケースバイケースだろうけど、あじさい文具のケースは古美門が「圧勝」してみせたように、依頼人の要求は正当なものだった、ということなのだと思う。人情とかそういうのとは別の話としてね。
でもなんか納得いかないというか、気分悪い。
依頼人は別に社内での扱いを多少は不満に思っていたとしても不当だとは思ってなかったっぽいよね。
そして社長だって別におやじいぬの利益によって齎された利益を独占したわけでもなく大きくなった会社で儲け主義に走ったわけでもなく、本気で社員は家族だと、おやじいぬも家族みんなの共有財産だと、そう考える人間だったわけでしょ?。それが古い時代の考え方だとしても、社長の人間性は当時と変わってない。火のないところに煙は立たないというけど、そういう意味では“おやじいぬの生みの親としての権利”ってのが火であり、そこへ目を付けた古美門が煙どころか大火事にしちゃったってことなわけで、火の気がなかったところに火を付けるという放火行為だったら問題だけどそうではないわけだからそこはいいと思うの。ジェット機目的だろうがなんだろうが、金のなる火だねがあったから煽ってみたってのは古美門的には当然のことだろうし。
でもそこから先がなぁ・・・。
社長の人間性は変わってないわけだから依頼人が普通に仕事出来る人間ならばそれ相応のポストにつけたと思うのよ。役職でなくとも。でも現状お荷物扱いってことはつまりその程度の仕事しか出来ないってことだと思うのね。依頼人にその自覚があったかどうかは分からないけど、不当な扱いを受けているとは思ってなかった。だから裁判が始まった当初は眼鏡が曇ったまんまだったわけでしょ。でも家族にちやほやされたことでやる気になった。つまり依頼人は会社ではなく家族に認めてもらいたかったってことなんだよね?。で、その結果裁判騒動の責任を取る形だったんだろうけど、社長は大事に育ててきたあじさい文具を追われることになったと。別に社長悪いことしてないのに家族に認めてもらいたいという社員の私情のせいで人生を狂わされてしまったと。社長被害者じゃん。
でもそこで依頼人と元社長と、あとどっから沸いてきたんだかおっさんとおばさんと4人でまたイチからやりなおそうと、幸い元手はあるんでってなフォローが入った。もし現在のあじさい文具が社長の手腕でここまで成長したということならば社長が辞めたことで業績不振になってしまうかもしれないし、ていうか裁判で争ってた当人同志が裁判の結果得た金を元に起こした会社ってなんか詐欺くさくない?と思うわけで、イチから起こした会社がそう簡単に軌道に乗るかなーと思うわけで、でもまぁやってみればいいんじゃない?と、社員は家族などという古い時代の考え方に黛(と古美門)が引導を渡してやったというのにまた同じことを繰り返すつもりならやればいいと、依頼人もやっぱり家族からは疎外され会社に依存することになるんだろうなと、そういうオチならばいいのよ。だからここで終わってたならばこんなに気持ち悪い感じはしなかったはず。
そこで実は羽生はこれを狙ってましたってな話になっちゃうから気持ち悪いんです。だってこれじゃあ古美門一人まるで馬鹿じゃん。馬鹿ってか依頼人たち含めひとりだけ立ってる場所が違いすぎる。相手は「裁判」で勝負してないんだもん。
それは今後の展開への前フリなのかなとは思うんだけど、ラブアンドピースだかwinwinだか知らんけどそんなもんを掲げてるゆとり弁護士を強引に裁判という自分の土俵に胸倉掴んで引きずりこんで叩きのめしてこその古美門だろうに、このままだと古美門が羽生の場所に出向いて勝負することになりそうで。
つーか黛もなんで父親に唆されてその気になってんだっての。親父の前で引導を渡したのはなんだったんだっての。弁護士としての自分と女としての私は違うってことなの?。弁護士としては古美門を選ぶけど女としては羽生を選ぶってことなのか?。そういうのいらねーんだって。
で、次回もまた羽生と戦うんだろうけど、コイツの事務所負けっぱなしじゃん。今回なんてキャラクターが個人のものか会社のものかを判断されるというモノづくりをしてる会社にしてみれば他人事ではない裁判であることにくわえ25億もの金が個人に入るかもしれないってんで相当世間で話題になってるはずだろ?・・・まぁ傍聴席まばらだったけど。そんな裁判で会社側を「完敗」させた事務所なんて信用ガタ落ちだろうになんで依頼人がくるのかと。なんかもう、ほんとなんでこんなことになっちゃってんだろ・・・。